韓国人ギャラリーのマナーに海外大物選手が苦言(下)
◆ゴルフギャラリーのマナーも問題
韓国でもゴルフが広く普及しているが、観戦マナーにも非常に多くの問題が見受けられる。
先月7日に開催されたコーロン・ハナ銀行主催の「第50回韓国オープン」最終ラウンドには、世界的ゴルファーで、フィジー出身のビジェイ・シンを見るために1400人以上のギャラリーが詰め掛けた。ラウンドの途中、パットを打つ前にシン選手が不機嫌な表情でギャラリーたちの方に目を向けた。多くのギャラリーが携帯電話を取り出して写真撮影をしようとしていたため、パットに集中できなくなったのだ。シン選手はギャラリーに向かって何度か不機嫌な表情を見せたが(ギャラリーによる)撮影は続いた。その上、あちこちで携帯電話の呼び出し音も鳴り響いた。シン選手は受賞式でのインタビューで韓国のギャラリーに対し、「来年からは携帯電話をマナーモードにしておいてほしい」と意味深な冗談を投げかけた。同じく14日に開催された「新韓東海オープン」最終ラウンドでも、一部のギャラリーが問題行動を起こした。崔京周(チェ・キョンジュ)選手とジム・ヒューリック選手(米国)を見るために詰め掛けた1000人以上のギャラリーの一部が、カメラを取り出してプレーを妨害した。ルールに反して革靴やハイヒールでゴルフ場に入るギャラリーも多く、他のギャラリーが顔をしかめる場面も数多く見受けられた。
◆無料チケット文化が問題
富川フィルハーモニック企画チーム責任者のチョン・ギホさん(38)は「韓国ではまだクラシックやオペラ観覧客の絶対数自体が少なく、マナーを心得ず会場を訪れる人たちが多い」と話す。
招待券の乱発も会場の雰囲気を壊す要因として指摘されている。昨年クラシックやオペラを見に訪れた観客の40%が招待券を利用したという。チケットはスポンサー企業からのプレゼントとして活用されており、公演を見る準備ができていない観客が公演に訪れ、雰囲気を壊すケースが少なくない。オペラ評論家のパク・ジョンホ氏は「クラシックやオペラの鑑賞には、あらかじめ音楽を聴き本を読んで準備してくるのがマナー。しかし、招待券をもらって来る人たちのほとんどはこのような準備ができていない」と話す。また学生たちに鑑賞マナーも教育せず、夏休みの宿題に美術館や公演会場に行かせるのも問題だ。学生たちが宿題をするために公演中にフラッシュを焚いて写真撮影を行い、会場の雰囲気を壊すケースも頻繁に起こっている。
■公演観覧マナー
-公演中に写真撮影はしない
-携帯電話は電源を切る
-飲食物を持ち込まない
-楽章間の拍手は控える
<資料:ソウル市立交響楽団>
■ゴルフ観戦マナー
-選手の近くでは携帯電話の電源を切る
-できるだけ選手の視野から外れる
-選手がショットを行う時には沈黙を守る
-子供は事前に教育を施してから連れてくる
<資料:大韓ゴルフ協会>
パク・シヨン記者
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