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 山陰総合 :  中学校「卒業」歌様変わり
 島根、鳥取両県の六割の中学校が、本年度の卒業式で合唱曲「旅立ちの日に」を歌うことが、山陰中央新報のアンケート調査で分かった。かつての定番「仰げば尊し」は、少数になった半面、ポップスに心情を託して別れを惜しむ学校も増えた。また、卒業生が母校に記念品を贈る学校は全体の一割にとどまっており、卒業をめぐる風景が様変わりしている。

 二月下旬、島根、鳥取両県の国公立、私立合わせて百七十二校の中学校を対象に調査を実施。卒業式中や式直後に、校歌や君が代以外に歌われる曲名、寄贈品の有無などを聞いた。

 「旅立ちの日に」(小嶋登作詞、坂本浩美作曲)を歌うのは百八校。続いて「そのままの君で」十四校、「流れゆく雲を見つめて」十二校、「蛍の光」十一校で、「旅立ちの日に」の多さが際だった。

 選曲の理由は「歌詞が生徒の心情に合っている」(鳥取県・日南中学校)「メロディーが良く、合唱しやすい」(島根県・宍道中学校大野原分校)などの回答があった。何曲か学校側が選んだ中から、生徒の意見を聞いて決定するケースが多く、SMAPの「オレンジ」などポップスも選んだ学校もある。

 卒業式の定番だった「仰げば尊し」は八校にとどまり、歌詞に「恩師」や「先生」という言葉を含み、感謝や惜別を表現した曲に代わって、未来や希望をテーマにした曲が採用される傾向がある。

 また、卒業生と保護者からの学校への記念品寄贈が残っていたのは十八校のみ。従来、保護者からの申し出によって、学校の備品として使われるテントや幕、時計などが贈られていたが、調査では百四十四校が「寄贈を受ける予定はない」と回答した。寄贈を受ける予定がある学校ではテントやプロジェクター、パイプいすなどが選ばれた。

 市内すべての市立中学校で寄贈予定がなかった松江市教育委員会指導課の福島浩課長補佐は「寄贈を取りやめる申し合わせがあったわけではない。保護者の負担軽減の意味や、必要な備品などは公費で購入すべきだという考え方の流れもある」と話している。

('08/03/09 無断転載禁止)

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