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西湘バイパスを延伸/県主体で渋滞緩和目指す
- 政治・行政
- 2008/02/08
県は、西湘バイパスの石橋インターチェンジ(IC)から真鶴道路までの約三キロ区間に新しいバイパスを整備する。長年の懸案である国道135号(小田原市)の渋滞緩和を図るため、二〇〇八年度の当初予算案に初めて調査費八百万円を計上した。県が主体になった延伸計画で、整備スケジュールは今後決まる。県西地域や伊豆半島の観光振興にも寄与すると期待されている。
該当区間の国道135号(片側一車線)には西湘バイパスのほか、国道1号や小田原厚木道路から真鶴方面へ向かう車が集中。道路交通センサス(〇五年度)によれば、特に休日は一時間平均で上下合わせて二千台以上が走行し、激しい渋滞を招いている。
真鶴、湯河原両町民にとっては小田原方面への生活道路となっているだけに、渋滞は日常生活や経済活動に支障を来している。このため、地元の一市二町は一九八一年の協議会設立以来、再三にわたって同パイパスを真鶴道路まで延伸するよう国や県に要望してきた。
しかし、同バイパスを管理する中日本高速道路公団(旧日本道路公団)は消極的な姿勢のまま。「これ以上渋滞を放置できない」(県道路整備課)と、県が管理する国道135号のバイパスと位置付け、県自ら延伸に取り組むことになった。
〇八年度は基礎的な調査として空中写真で測量し、地形図を作製する。〇九年度以降に設計作業や都市計画決定、ルート選定などが行われる見通し。延伸予定地はがけ地で拡幅は難しく、トンネルで延伸することになりそうだ。
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jipang
[2008/02/09 20:47:42]
渋滞解消策としてバイパスを造るなら現在根府川駅前を通る旧道の拡張を止めると共に日曜日の登り通り抜けの禁止がよほど有効である。抜け道として旧道を通る車との合流で渋滞が発生する。下りでも旧道方面へ右折する車で渋滞するので土曜日は通り抜け禁止が良いのではないか。
交通量が多いからと道を拡幅しても渋滞が先になるだけである。
JSD
[2008/02/12 13:47:27]
産業振興策に道路整備が大きな成果を、これからも期待できる社会構造か考えもの。真鶴町の財政状況は良くないんでしょ。むしろ、地域再生に向けた施策が優先すべきはずなのに、地元要望の期待に応えると如何にも聞こえが良いが、渋滞解消を本当に優先するべきか疑問が残る。
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