中国製冷凍ギョーザの中毒事件で、兵庫県警は7日、複数の小売店から返品された未開封の「中華deごちそう ひとくち餃子」39袋すべてのパッケージ外側から、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」を検出したと発表した。うち1袋はパッケージ内側とギョーザの皮、トレーからも検出した。
同県高砂市の親子が中毒になったギョーザと同じ製造日(昨年10月1日)の商品。小売店から「キユーソー流通システム舞洲営業所」(大阪市此花区)に返品されたものを同社が保管していた。
一つの箱で保管されていたため、外側のメタミドホスはパッケージ同士が接触して付着した可能性もある。内側から検出した1袋のパッケージ表面には、長さ約1ミリの半月状の傷があった。他の38袋のうち1袋は内側から検出せず、残りは鑑定中。【武内彩】
毎日新聞 2008年3月8日 東京朝刊