地下鉄日比谷線事故から8年
8年前の平成12年3月8日、東京の地下鉄日比谷線の中目黒駅付近で脱線した下り電車が上り電車と衝突した事故では、乗客5人が死亡し、64人がけがをしました。事故現場近くに建てられた慰霊碑には8日、東京地下鉄の梅崎壽社長ら役員4人が訪れ、事故が起きた午前9時1分に黙とうし、輸送の安全を誓いました。このあと、遺族や友人らが慰霊碑に花を手向けて犠牲者へ祈りをささげました。事故で亡くなった南日本新聞社社員の槇保代さん(当時37)の親族の男性は、「残された遺族にとっては8年たっても気持ちの回復はできず、悲しみは癒えません。本人が苦しみながら死んでいったこの場所に通えるかぎり、通いたいです」と話していました。東京地下鉄によりますと、事故の死傷者のうち67人とは遺族や本人との間で補償をめぐる示談が成立し、残る2人について、1人は補償を辞退したほか、1人は現在も続けている治療が終わりしだい、話し合いが行われることになっています。 |
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