かなり遅くなりましたが、べるる家全焼の件について続きを書きます。
前回の記事でべるる家が火事で全焼したらしいということを書きましたが、
今日はべるる氏のネット復帰までの時間と、火事に遭ってからやらなければ
いけないことにかかる時間を比べて検証していきたいと思います。
まずは前回のまとめから。
1・1月19日(土)の深夜に火事発生。
2・べるる氏が動けるのは(徹夜と仮定して)早くても20日(日)の朝から。
3・1月24日(木)の午後11時30分にはネットに復帰している。
4・全焼した家は保険で建て直すことができる。
5・現在は友人宅で、ノートPCでアクセスしている。
――といった感じです。
そういえば、前回「自身の無事とペットの死の報告はあるのに、同居人である
父親については一切の記述がない」と書いたところ、その翌日にべるる氏は
自身のゲスブコメに、こんなレスをしています。
2008/2/4(月) 午後 10:29 べるる
私は、元気・元気、でも父は、元気無いって〜〜、?、新しい家が、出来るまでは、
マー実家は、知らない、???
父親のことを指摘した直後のこのコメ。偶然ですかね。どうでもいいですが。
それでは、実際火事に遭ってからやらなければいけないことを挙げます。
<消火中>
1・消防記録のための事情説明
何が原因で火事が起きたのかを消防署の人に説明します。
その際、名前、年齢、生年月日、住所を聞かれます。あとは何階建てなのか、
どの部屋から出火したのかなどを答えます。
2・警察に説明
警察の人が来るのでこちらも同じように説明します。
消防署の方は出火原因などの消防記録であるのに対し、警察の方は事件なのか
事故なのかという観点で調査することになります。
3・家の壁や天井破壊の許諾
消防活動に際しては部屋の壁や天井の中が熱でやられてさらに燃える場合が
あるため、破壊する必要が出てくるケースがあります。その際には事前に
呼ばれて事情説明を受けます。
煙が部屋から抜けない場合も破壊することがあるそうです。
<消火終了直後>
4・ガス会社の人からの説明
火事が起きると必ずガス会社と電気会社が消防から呼ばれます。
ガス会社の人はガスの元栓のチェックなどを行います。
5・電気会社からの説明
消火活動のために水をかけまくるため、電気が漏電したり、あるいは絶縁状態が
悪くなるため、ブレーカーも落とされます。
これについては消火活動終了後、水が引いて安全になったら元に戻りますが、
後ほど電気屋さんを自前で呼んで「電気設備調査結果のお知らせ」のハガキを
書いてもらうことになります。
6・「り災状況申告書」を消防署から受け取る
火災保険の手続きをするために必要な「り災証明書」を出してもらうためのもので、
消防法第34条に基づき提出を求められるものです。
受け取ってから5日以内に出すことになります。
<保険の手続き>
7・現場写真の撮影
現場の写真を可能な限り多く撮影します。これは後の保険金請求の際に役立つことが
あるので、あらゆるものを細かく撮影しておきます。
前述の「り災状況申告書」を書く際にも役立ちます。
8・保険会社に連絡
火事のあとの現場は痛々しいのですぐに掃除したくなると思いますが、保険会社が
来て状況をチェックするまではそのままにしておき、まずは保険会社に電話します。
9・鑑定人が来る
火災保険においてはできるだけ多くの保険代金が必要になるわけですが、言うまでも
なく保険会社は支払いを渋ります。
そこで、中立的な視点で鑑定するプロ、「鑑定人」の出番となるわけです。
建物の間取りを記した図面があればその図面を提示することになるわけですが、
もし焼けてなくなってしまった場合、その場でメジャーを使って計測し、簡易的な
図面を作成します。
その際、保険証書を提示して、何の保険に入っているか、保険の範疇は何か等を
見ることになります。
10・見積もりを出してもらう
保険会社に出す現状復帰のための見積書が必要になるので、リフォーム業者を呼んで
見積もりを作ってもらいます。実際には来てもらってから現場を見てもらい、
それから図面を引いてもらったりという作業になります。
べるる氏の場合は全焼なので、リフォームではなく建て直しになりますが。
11・「り災証明書」を出してもらう
保険を出してもらうためにはもう一つ、前述の「り災証明書」が必要になります。
これは消火直後に消防署からもらえる「り災状況申告書」に必要事項を記入の上、
5日以内に提出します。記入事項は多岐にわたります。
12・保険金請求書に記入
大体1ヶ月以内に、保険会社から「保険金請求書」が郵送されてきますので、
それに記入して返送します。
――さて、これとべるる氏の行動とを見比べていくわけですが、思っていたよりも
やるべきことが多く、長々と書いてしまったので、後は次回の記事に持ち越します。
それではまた。
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