呉市の海上自衛隊呉基地所属の練習潜水艦「ゆきしお」(2250トン)が7日、老朽化のため除籍となり、呉基地の桟橋で式典があった。1988年の配属で、一般公開の展示訓練などに参加。2006年に乗組員を養成するための練習用の潜水艦となった。20年間の総航海距離は地球11周半に当たる約41万キロ。式典では鏡俊彦艦長ら乗組員約60人が艦上に整列。艦尾の自衛艦旗を降ろし、杉本正彦呉地方総監に返納した。
【写真説明】ゆきしおの艦上で艦尾に掲げた自衛艦旗を降ろす海自隊員