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ネット予約 岡谷市のシステムに不正アクセス

2月20日(水)

 岡谷市内の公共施設をインターネットで予約できる市のシステムが今月に入って計3回、不正にアクセスされ、一部ファイルの内容が書き換えられたことが19日、分かった。予約の改ざんや、登録している団体・個人の情報がのぞかれた形跡はないという。市は侵入が発覚した18日からシステムを停止。再構築には数日が必要で、約40万円の費用がかかる見込みだ。

 システムを管理する業者から18日昼すぎ、不正侵入の疑いがあると市に連絡が入った。調べたところ、通常の予約画面からは入れないサーバー内にあるファイルの1つが、「ハッカーが乗っ取った」というような意味の英語に書き換えられていた。書き換えによる不具合は確認されていないが、想定外のトラブルが発生する恐れもあることから、システムを再構築することにした。

 アクセスは14日に米国から、16日にインドとフランスから、それぞれあった。市情報推進課は「市のホームページにも侵入しようとしていた跡があった。予約システムの防御が1番弱かった」としている。