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条件付きで里帰り出産を受け入れ

中病、助産院、木曽病院など連携


(2008/3/8)

 小坂市長は7日、伊那中央病院(伊那市)で4月から、里帰り出産が必要な人を一部条件付きで引き受ける考えを明らかにした。ただ受け入れ能力がある場合で「すべて受け入れられるとは限らない」としている。

 上伊那の年間の分娩(ぶんべん)件数は1600件で、内訳は伊那中央病院が千件、昭和伊南総合病院(駒ケ根市)が500件、民間・助産所が100件。昭和病院が3月末で産科診療を休止することから、里帰り出産を制限しなければ対応できない状況にある。季節によって伊那中病の出産数が変動することや、伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネル開通で近くなった県立木曽病院、助産所などと連携することで、年間100人ぐらいは対応できるのではないかとした。

 小坂市長は「どうしても里帰り出産しなければならない事情がある人に限り、受け入れ可能なものは引き受ける」と述べた。

 対象は、嫁ぎ先で出産できる状況にない、夫が単身赴任で核家族などが考えられるが、上伊那4市町代表の実務担当者で早急に判断基準のたたき台を作る。

 各市町村の窓口で申し出を受け、上伊那広域連合で調整。周辺病院などの情報を提供する。

 市内の助産院は1カ所だが、年内には3カ所に増える見込みで、年間20〜30人の出産を取り扱うことができるという。

 市議会で、竹中則子議員の一般質問に答えた。

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