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2008年3月7日(金) 19:15 |
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中国産離れで香川産ニンニクに影響
中国製のギョーザによる農薬中毒事件以降、中国からの野菜の輸入が大幅に減少し、その影響が現れ始めています。国内生産量第2位という香川県産のニンニクも注目される一方で、生産が追いつかず高値を懸念する声も聞かれます。
普段なら30ケース以上並んでいるはずの中国産ニンニク。しかし、中国産ギョーザの中毒問題などの影響で現在ニンニクも輸入が停止。 近いうちに中国産は全国の市場から姿を消す可能性さえあると見られています。 このため香りと品質が売りの国産ニンニクに、需要が集中しています。中国産と比べ価格は10倍と高値ですが、品薄の状態が続いていて、今後さらに値は上がるものと見られています。 あまり知られていませんが、香川県は全国シェアの12パーセントと、国内2位のニンニク生産量を誇っています。 この春の出荷を前に、すでに各地の卸業者から前年度の3割増しの値段を提示されるなど、香川県産ニンニクの奪い合いが始まっています。 しかし、一方でどこの農家も人手不足で、急な生産拡大は難しいのが現状です。 香川県産ニンニクを全国にアピールするチャンスにはなりそうですが、一方で急に生産量を増やすことが出来る状況にはなく、需給関係の逼迫した混乱が続きそうです。
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