これは、総社市東公民館が毎年開いている恒例行事です。会では総社東小学校の3年生の児童43人が参加し、総社市に伝わる伝説や昔話などを聞いた後、紙玉でっぽう作りに挑戦しました。紙玉でっぽうは竹の筒に濡らしたティッシュなどの紙を詰め、空気圧を使って飛ばす昔ながらの遊びです。児童たちは昔遊びの先生役を務めた地域の高齢者らからより遠くへ飛ばすための秘訣などを聞きながら、制作に励みました。出来上がった紙玉でっぽうを手にした児童たちは早速、どちらがより遠くに飛ばせるかを競い合い、目を輝かせて楽しみました。このほか竹とんぼ飛ばしの大会も開かれ、児童たちはテレビゲームとは違う手作りのおもちゃで遊ぶ楽しさを体験していました。
報告会には、全校生徒92人が出席しました。竹谷教諭はバングラデシュ・テンガッチョ村の学校や去年12月の調印式の様子を紹介し、生活環境のまったく違う生徒たちと心の交流を続けていくよう呼びかけました。2つの学校は、竹谷教諭の海外でのボランティア活動がきっかけで交流を続けており、今年は3年生が中心になってサイクロン被害の募金活動も行いました。東児中学校では今後、学校生活を紹介したビデオをバングラデシュの学校に贈るなど両校の交流をさらに深めていくことにしています。
納入された高規格救急車は和田出張所に配備されるもので本署、荘内出張所に続き、3台目です。脳内出血など脳の疾患に配慮し、車の振動を防ぐ防振ストレッチャーや気道確保用の資機材が装備されています。これまで使用していた救急車が更新の時期を迎えたため、国からの交付金を受けて購入しました。今後はまだ高規格救急車に更新されていない東児と八浜の出張所への配備を予定してます。
会場には去年春から1年間に渡って制作に取り組んできた4年生44人の作品が展示されています。医療福祉環境デザイン学科ではユニバーサルデザインを追及しており、今年はフランス語で「vive」ーやさしさを鮮やかに発信ーをテーマにしています。ビジュアルデザインコースの藤井彩さんは自分の好きな写真を活かし、福祉の現場で用いられる写真を使った回想法を提案しています。また、イラストレーションコースの遠道佳江さんは歯科医院でのアルバイト経験をもとに自閉症の子どもとのコミュニケーションツールを制作しました。このほかにも会場にはそれぞれのコースにあわせた特徴的な作品が並べられており、訪れた人が手に取るなどして一つひとつ見ていました。川崎医療福祉大学医療福祉環境デザイン学科の卒業制作展は9日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。