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GI初制覇の快挙

春の短距離最強馬はイチゴフィルダー!

遅咲きの花

3月第5週、中京競馬場で開催された春の芝短距離最強馬決定戦、高松宮記念を『イチゴフィルダー』(ちゃーお氏所有)が勝利し、GI初制覇にして短距離最強馬の称号を手に入れた。

普段は、先頭から若干後方の位置で待機し、チャンスを伺う戦法をとるイチゴフィルダー。本レースも同様にスタート直後はあまり飛び出さず、先頭は他馬に譲り様子見の体制をとった。とはいえ、本レースの距離は1200メートル、時間にして僅か約1分弱と、とても短い。「仕掛けるタイミングを外すわけにはいかない」というプレッシャーがこころ騎手を襲う。最終コーナーを回りきろうとした時、ついにイチゴフィルダーが動き出す。先行する馬群をこじ開けるかのように飛び出した後は、後続を突き放してどんどんスピードを増していく。背後には、

イチゴフィルダー同様に飛び出してきた『ユデボシ』(みえ氏所有)が必死に食らい付くが、アタマ一つ届かずイチゴフィルダーが先にゴールへ飛び込んだ。

イチゴフィルダーは、ちゃーお氏が所有する競走馬の中でも成長が遅く、今まで活躍らしい活躍をする事が出来なかった。しかし、ここまで丹精を込めて育成を行ってきた結果、5歳にしてようやく大きな花を咲かせる事が出来たようだ。これからのスプリント戦線での活躍が大いに期待出来る。

未来を担う若駒たち

ついにエプソムサーバーも新しいシーズンが開幕し、オーナーの希望を背負った新しい競走馬達が続々と産まれている。その中でも、今後活躍が大いに期待出来る可能性を秘めた未来のスターホース候補生達を紹介しよう。

まず最初に紹介したいのは『ド

サンコマリモコ』(まりもっこ氏所有)だ。まだ入厩こそしていないものの、世話をする牧場スタッフからは「いい身体をしている。この馬は間違いなく走ってくれる」と太鼓判を押されている。放牧中の走りではあるが、その走りからは他の馬とは違った力強さを感じたと、本紙記者達からも絶賛である。しかし、少々気性難な所があるようで、牧場スタッフの中でも一部の人間しか気を許してはもらえないそうだ。それが今後、走りにどう影響してくるかが気になる所ではある。

続いては『イグレジェンド』(イグ氏所有)。既に入厩を済ませ、順調に調教が進められている。牧場ではあまり目立たない存在だったが、調教が開始されてからはそのイメージを払拭する力強い走りを我々に見せてくれた。人に対しても恐怖心などは無いようで、調教師の言う事をよく聞くようだ。スピードのキレが今一つではあるが、他馬に引けを取らないスタミナが備わっているので、先行や逃げをメインの戦法として走る事が、この馬にとってもベストになるのではないだろうか。

ドサンコマリモコ