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【独女通信】独女のみなさま、お江戸の女になりませう!

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【独女通信】独女のみなさま、お江戸の女になりませう!
江戸の繁盛しぐさ イキな暮らしの智恵袋 (日経ビジネス人文庫)
雨や雪の日に、相手も自分もお互いが濡れないように、傘を人のいない外側にそっと傾けてすれ違う「傘かしげ」をご存じだろうか?
道で人とすれ違う時、肩や腕を引く「肩ひき」。こぶし分だけ腰を浮かせて席をつめる「こぶし腰浮かせ」など、江戸町民のマナー「江戸しぐさ」が、今、社会人として身につけておくべき大切な心得として注目されている。
先日、江戸しぐさの語り部、越川禮子氏の講演を拝聴した。まずは筆者自身も取り入れたい江戸しぐさをご紹介したい。

「あとひきしぐさ」
人と別れるとき、さっと背を向け立ち去るのではなく、ちょっと行って振り返る。会釈をして名残惜しげに別れる。またあの人と会いたい。そう思わせる余韻の残る心遣いを。

「腕組しぐさ」「足組しぐさ」
衰運のしるしとも言われ、医学的にも骨にとってよくないそうだ。無論、人に対してもよい印象は与えない。人前でこんなしぐさは慎みたい。

「水かけ言葉」
せっかく人がいい気分で話しているとき、「それがどうしたの? 」と言われればサーと気分は冷える。水かけ言葉を連発していませんか?
江戸ッ子は聞き上手。「ほー、で、どうなった? 」「そいつぁー、いけねえな」「そうこなくっちゃ」と楽しい方向へ会話を誘導したそうです。

「自堕落しぐさ」
自堕落とはだらしない様子をいう。同じ行為でも場所によって、してもよいこと、してはいけないことがある。江戸では袴直しを人前でするのは失礼なので衝立の蔭でしたそうです。
人前で衣服の乱れを直したり、電車の中での化粧に、座り込んでの雑談など、あげればきりがないほど、最近は自堕落が横行しておりますが。

さて、これらのしぐさを身につけた江戸小町とはどんな女性だったのだろうか?
産まれ付きの器量の善し悪しは関係なく、後天的に自分の努力で身につけたしぐさで、知性や徳を磨いた。知性に裏付けされたゆかしい雰囲気を持った女性こそが江戸小町と呼ばれていたという。
着物の裏地や襟、足袋のコハゼなどに凝ったり、おしゃれにも頭を使い、寺小屋では女性の師匠も存在し、たくましく自立している女性が多かった。
それだけではない。人間を見分ける目、ものを見抜く識見、季節、世相など森羅万象に対応する能力を備え、他の商人との駆け引きはもちろん、参勤交代の武士に対しても一歩もひかないプライドを持った女性こそが江戸小町だったと聞けば、エステで女磨きをして平成小町を目指せなど口が裂けても言えない。

顔で選んだ人にははずれがあるが、しぐさで選んだ人にははずれがない。江戸の男性は機転が利き、相槌が上手な女性を好み、女性のソフトの部分を高く評価していたとのこと。江戸の女性がいかに内面磨きに切磋琢磨をしていたかも納得できる。

今は昔、「お江戸の女になりませう」とばかりに、江戸しぐさを身につけたいと思うのだが、しぐさには考え方や心根がそのまま現れる。江戸しぐさをきちんとこなせるようになるには、まずは心磨きからスタートさせるべきだろう。という声が聞こえてきた。(オフィスエムツー/佐枝せつこ)

■参考文献
身につけよう! 江戸しぐさ

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