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オーストラリアで売春組織を摘発、韓国女性10人を保護

  • 2008年03月07日 23:16 発信地:シドニー/オーストラリア
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韓国・ソウル(Seoul)の金浦空港(Gimpo Airport)で荷物を引いて歩く女性(2005年12月8日撮影)。(c)AFP/PARK JI-HWAN

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【3月7日 AFP】オーストラリア警察は8日、シドニー(Sydney)市内で売春宿を経営していた違法組織を摘発し、同店で労働を強いられていた韓国人女性10人を保護したと発表した。10人の健康状態は回復しつつあり、カウンセリングも受けているという。

 移民局報道担当によると、今回の摘発で男性2人、女性3人を逮捕した。これまでに摘発された組織のなかでは最大規模のものだという。

 女性らは売春宿で、一日20時間以上も売春を強いられており、組織は年間300万豪ドル(約2億8600万円)の売り上げがあったという。

 警察発表によると、売春組織は韓国で事実と異なる労働条件を提示して女性を集め、身分を偽ってオーストラリアに入国させたとみられる。女性らは売春に従事することは承知していたが、パスポートを取り上げられた上、意に反した条件で働かされていた。

 逮捕された同組織の46歳の女は、売春ビジネスなど複数の移民法違反の罪で最高25年間の禁固刑を、共犯者らは人身売買で有罪になれば15年の禁固刑を受ける可能性がある。

 クリス・エバンス(Chris Evans)移民・市民権相は、売春目的での女性の人身売買を阻止するため、移民局の専門職員数を増加したと発表している。(c)AFP

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