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アメリカでパラリーガルになること、アドミニアシスタントであること 白い雲 08/2/29(金) 18:58 質問?
Re:アメリカでパラリーガルになること、アドミニアシ... 便乗者 08/3/1(土) 0:45
Re:アメリカでパラリーガルになること、アドミニアシ... ナデシコ 08/3/1(土) 1:10
Re:アメリカでパラリーガルになること、アドミニアシ... 現役です 08/3/1(土) 2:52
Re:アメリカでパラリーガルになること、アドミニアシ... スポンジ 08/3/1(土) 3:33
堅実、でも頭打ちあり しゃわあ 08/3/1(土) 7:35
Re:堅実、でも頭打ちあり 白い雲 08/3/1(土) 10:36
最後に一言 現役です 08/3/3(月) 1:44
Re:最後に一言 白い雲 08/3/3(月) 12:01
卒業後、最初の3年は自己投資期間 臆病者 08/3/3(月) 14:49
Re:卒業後、最初の3年は自己投資期間 白い雲 08/3/5(水) 10:45
Re:アメリカでパラリーガルになること、アドミニアシ... パラリーガル志望 08/3/5(水) 13:09
Re:アメリカでパラリーガルになること、アドミニアシ... パラリーガル志望 08/3/5(水) 14:58
実際に就職活動をしはじめるとわかると思います 臆病者 08/3/6(木) 0:12

アメリカでパラリーガルになること、アドミニアシ...
質問?  白い雲  - 08/2/29(金) 18:58 -

引用なし
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   パラリ―ガルで現在、アメリカで仕事をされていられる方、アドミニアシスタントをされていて、将来に疑問を感じられた方等、ご意見を聞かせて頂けませんか?

私は米国滞在10年になります。
米国では4年制大学 (コミュニケーション)を卒業し、5年半アドミニアシスタントとして日系で働きました。この会社を選んだのは、ビザをスポンサーしてくれたことでした。その後、少ししてこのままこの職種で働くことへの将来への不安が出てきました。どんなに働いても雑用をする秘書としてしか見てもらえませんでした。(前任者はそれが理由で辞めたようです。)後から入社して来た新卒のエンジニア達は、学歴も私よりない人でさえ、数年するとその経験から他の会社へ昇進して行く人もいるし、やっている仕事へ評価もしっかり与えられています。私の仕事はどんなに苦労して技術的な翻訳をしても、それを評価してはくれませんでした。


現在、その会社は退職し就職活動をしています。
そこで、もう少し専門分野へ仕事の内容を向けて行かないとダメだと思い、
ある資格も取りましたが、事情でそれは現在使えません。そして、パラリーガルを考えるようになりました。パラリーガルを選んだ理由は、バイリンガルであれば、サラリーが比較的高く、今までの事務の経験が役立ちそうであるためです。


この選択はどう思われますか?現在、パラリ―ガルでアメリカで働かれている方、パラリ―ガルとして働いていると専門職のように扱われるのでしょうか?

分野にもいろいろありますが、知的財産、移民法等。バイリンガルとして、どの方面が今後需要が高いとか、何かアドバイスがありますか?


現在、アドミニアシスタントをされている方、今のお仕事に満足していますか?
確かに、有名会社のアドミニアシスタントはサラリーが高いものも目にします。
そのようなポジションは私がしていた仕事のように雑用ばかりではないのでしょうね?しっかり評価されてその経験を毎年積んでいけるような仕事なのでしょうか?


どんな意見でも結構です。聞かせてください。よろしくお願いします。


Re:アメリカでパラリーガルになること、アドミニア...
 便乗者  - 08/3/1(土) 0:45 -

引用なし
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   私もパラリーガル興味あります。大学は文系でしたが、法律分野が好きで、性格もわりと細かく何でも理屈で説明をつけがち、「あなたのような人は弁護士がぴったりだ」なんて、批判されているのかおだてられているのかわからないですが、言われたことが幾度もあります。法科を目指すだけの能力がないのは見極めていて、パラリーガルなら根気も能力もついていけそうだとカレッジの集中コースにアプライし、受け入れも許可されました。今は、他の分野で他の大学にもアプライしており、その結果を待っているところです。と同時に、パラリーガルにどれだけの将来性があるのかまだ図りかねているのも事実で、正直、お金が稼げない分野に授業料を払って一年無駄にするほどの余裕はありません。

自分なりに調べてみたところ、両極の結果を得ました。パラリーガルコース修了という証書で、それをもって求職活動をするのは難しく、雇用者が求めているのは法律の専門知識をどれだけ熟知しているかよりも、日々の雑務をこなす上で法律の知識が少しはあったほうがいいだろう、ぐらいで、その程度は誰でも一年もそこで働いていれば身につく、そんなものでいいんだそうです。だからわざわざ「パラリーガル」なんて名前のつくタイトルをつくって割高の給料を払うより、そのまま今の事務職の人に働いてもらっていた方が理にかなっている、実際、パラリーガルを希望している人の大多数が職に就けないでいる、というのです。

が、そうかとおもえば、たしかにいままでは「事務雑用 兼 法律業務」という状況で雇用されていた人が多かったけれど、これからますます増えるであろうlegal disputeを反映して、専門のコースを出たパラリーガルが有望な分野だ、とかなんとかもちあげているものもあります。

私も是非実際に働いている人からお話を伺いたいです。


Re:アメリカでパラリーガルになること、アドミニア...
 ナデシコ  - 08/3/1(土) 1:10 -

引用なし
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   私はパラリーガルでもアドミニでもないのですが、salary.comにある「Paralegal I」のプロフィールは、「May require an associate's degree or its equivalent and 0-2 years of experience in the field or in a related area」で、給与分布についても、真ん中50%が$37,461から$51,242の範囲に収まっています。専門訓練が必須ではない点と給与待遇から見ると、「法律事務所専門のアドミニ」的な存在?という印象です。昔やっていたドラマ「The Practice」の中で、パラリーガル役だった人も事務スタッフの扱いで、主人公の弁護士に「君は電話を取って尋ねられたことだけ答えてればいいんだ!」と八つ当たりの暴言を吐かれ、怒り狂っていたシーンがありました。彼女はドラマの後半で突然bar examに受かるのですが、「実は、みんなに内緒で夜間のロースクールに通っていたの」とかいう設定でした。

ということで、大卒の学歴を持ち、自らの確実なキャリアを持ちたいというトピ主さんには、ちょっと物足りなくなるのでは?という気もするのですが。


Re:アメリカでパラリーガルになること、アドミニア...
 現役です  - 08/3/1(土) 2:52 -

引用なし
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   ▼白い雲さん:
パラリーガルしてます。この道早7年になります。日本の大学を出て、こちらでパラリーガルのCertificateをコミカレでとってその後、Paralegal Certificateのテストを受けて今のタイトルは、Certified Paralegalです。仕事の内容は、Estate Planning, Probate, CorporationといったいわゆるTransactionalで法廷はProbate関係しか関わりません。コピー取りとか、いわゆる弁護士の雑用はしなくてもよく(他にレセプショニストとアシスタントがいます)、とにかくBillableをこなさなくてはならないので、時々すごいストレスですが、私はこの仕事がすごく好きなので、ずっとやっていくと思います。お給料は地域のSalary.comよりちょっと大目にいただいています。

結論から言うと、パラリーガルもアドミも上司と勤め先次第ではないでしょうか?どなたかもおっしゃっているように、パラリーガルという肩書きでも雑用ばかりさせられている人もいるでしょうし・・・。将来性というのは、いわゆる準専門職ですから、大きな弁護士事務所に勤めると、パラリーガルマネージャーというポジションに最終的には収まるというのが頂点かしら?でもそうなると、本当にマネージャー的な仕事がほとんどになって、実際のパラリーガルの仕事はできなくなるので、私はあんまり魅力を感じません。まあ、お給料は100Kを軽く超えるようになるのでしょうけれど。いわゆるアドミでも大きな会社のExecutive Assistantになると仕事はおもしろいし、お給料もかなりいいみたいです。ある日本系大企業の社長秘書を個人的に知っているのですが(名前を言うとわかってしまうので)、仕事内容もお給料もかなりいいと思いました。

おこがましいですが、私の経験からのアドバイスは、とにかく弁護士事務所か会社の法務部かなんでもいいですから、弁護士の下で働けるポジションを得ることです。それから仕事をしながら学校に行くのが近道だと思います。弁護士はとにかく保守的なのでなかなかこれが大変なのですが、私の知ってる限りでは、経理で弁護士事務所に入り込んでそれからパラリーガルになった人、レセプショニストからパラリーガルになった人など、経験のない人はとにかく自分の経験を生かしてもぐりこむということが大切だと思います。私自身も初めの仕事はある会社の法務部のアドミでした。それから学校に行って、いくつか転職をした次第です。

長くなりましたが、どんな仕事にも言えることですが、パラリーガルって向き不向きがかなりあると思います。とりあえずいくつか授業を取られてみたらいかがかなと思います。


Re:アメリカでパラリーガルになること、アドミニア...
 スポンジ  - 08/3/1(土) 3:33 -

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   以前、パラリーガルのポジションでオファーをもらったことがあります。私は法律学部卒でもなく全然経験がないのですが、逆にそれがいいそうです。下手に働いた経験があったり勉強したことがある人よりも白紙の状態で自分色に染められる人のほうが求められているみたいです。弁護士によって違うと思いますが、確かに変に自分のやり方が出来上がっている人よりも私のような者のほうが使いやすいんだろうなあと思いました。

バイリンガルで有利なのはやはり移民法でしょうね。それ以外だったら日本語ができるのはあまり関係ないかも。また日本人が多いエリアだと日本人のパラリーガルも要ると思いますが、日本人が少ない場所ですとバイリンガルはあまり関係ないかもしれません。

専門職にはなると思いますが、お給料はその人の経験によると思います。前職を評価してもらえれば、スタートアップもいいお給料をもらえると思いますが、エントリーレベルだとアドミニアシスタントと変わらないかも。学校に行くよりも今のままの状態で就職活動したほうがいいと思います。

一般的にパラリーガルをしている人は仕事に満足していて今後も長く続けていきたいという人も多いですよね。
向き不向きがあると思うけど、向いている人にとってはやりがいのある仕事ではないでしょうか?


堅実、でも頭打ちあり
 しゃわあ  - 08/3/1(土) 7:35 -

引用なし
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   パラリーガルは職業としては堅実で、細かいかつ大量の仕事でも
きちんとマメにそつなくこなすタイプの日本人女性の気質によく
合う職業だと思います。

仕事環境はボスと会社次第でしょう。バイリンガルを生かすとする
と、移民系移民弁護士の元で働いている人も結構いるはずです。

仕事環境は皆さんのおっしゃる通り、会社とボスに大きくかかって
きます。弁護士さんには性格的にちょっと変わった人も時々いて、
まずい人だと本当に大変なようです(ものすごーくパワーモンガー
だったり、ものすごーくスロッピーだったり)。

ローファームはピラミッド形体で、上からパートナー、アソシエート、
(この間に専門コンサル・タイプが入ったりしますが)、パラリーガル、
という感じで、パラリーガルの相対的位置はかなり低いですし、待遇
も弁護士とそれ以外ではあからさまに違います。トップレベルの会社
になるほどこの上下関係がはっきりしてくる傾向があります。小さく
て和気藹々してる所もありますけどね。

難点があるとすると、そういう会社形体で働く以上、パラリーガルの
キャリアというのはある時点で頭打ちになります。マネージャーにな
らない限りは、超ベテランでも80〜90Kあたりかな。


Re:堅実、でも頭打ちあり
 白い雲  - 08/3/1(土) 10:36 -

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   便乗者さん、
実際就職活動をしてみると、パラリーガル、法律事務所でのアシスタント経験が2年以上ある方の募集ばかりです。住んでいる地区にもよると思いますが、なかなかスタートが難しいと感じていますよ。

ナデシコさん、
Salary.comで調べてくださり有難うございます。
今のままアドミニアシスタントをしているよりはサラリーの展望は良いような気がします。
そのドラマ、本当に私が心配していることをそのまま表しているかのようです。
アシスタントの辛さは良く知っていますから。
本当にドラマのような結末になれば良いですが…学費も年齢的にも、才能的にも無理だと思います。

現役ですさん、
実際に現役で仕事をされている方からのお話が聞けて本当にうれしいです。
弁護士の雑用はしなくてもよく(他にレセプショニストとアシスタントがいます)という言葉でかなり励まされました。現役ですさんは、かなり優秀な方で、全てのパラリーガルがそうではないとは思いますが、希望が持てます。はじめは雑用係でもいいのです。ただ、経験を積めば未来に希望が持てる仕事がしたいのです。

どうにか、移民法を扱っている弁護士事務所に面接して頂けそうなのですが、この弁護士事務所は移民法しか扱っていない小さな会社です。移民法だけで経験を積んで、将来大きな弁護士事務書へ移り、他の分野へ移動することは難しいのでしょうか?というのも、想像だけですが、移民法よりも、ほかの分野の方がサラリーが高いのではないかと思うのですが?また、移民法よりも他の分野をやりたい気がするのですが?この部分では調べようがなく、もしご存じであれば教えて頂けませんか?


スポンジさん、
自分色に染められる人ですか。なるほど。教えて下さってありがとうございます。
面接に行く前の準備として役に立ちそうです。

そうですね、やはりバイリンガルだと移民法になりますね。ただ、やっと永住権が取れ、移民法から解放されたのに、また移民法に関わって行くのか?と思うと違う分野をやりたい気がするのです。

しゃわあさん、
パラリーガルの相対的位置はその会社の中では低いでしょうね。アドミニアシスタントとして働いていた時に、自分のした仕事を上司が自分がしたかのように結果だけを持って行ってしまったんですよね。その悔しさプラス給料の面でも相当の差があり、いやな思いをしたので、この点は悩める所です。

返信してくださった皆さん、本当にありがとうございました。一人で悩んでいて、頭に雲がかかったようだったのですが、すっきりしてきました。


最後に一言
 現役です  - 08/3/3(月) 1:44 -

引用なし
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   ▼白い雲さん:
こんにちわ。私もこの仕事を目指した時に、沢山のアメリカ人の先輩(?)からアドバイスをもらってとても励まされたので、もう一つ思った事を書きますね。

弁護士もそうだと思うのですが、初めに入った分野ってとても大切です。もちろん後でいろいろな分野へと変わっていけるのは確かなのですが、移民法というのはとても特殊な分野なので、一度足を踏み入れるとなかなか他の分野にはいけないかなと思います。バイリンガルというのを武器にしてと思われるのは最もなのですが、この仕事ではあまりそういう風に思い込まない方がいいかなと思います。もちろんスペイン語などメジャーな言葉であればいい武器になるのですが、日本語でははっきり言って意味がないです。本当に移民法しかできなくなります。私も日本語は全くと言っていいくらい使いません。思うにこの7年で日本語を仕事に使ったのは、たまたま、一人のクライアントの奥様が日本人だったので、雑談した程度です。いいクライアントだったので、弁護士は「株があがった」と喜んでいましたが、その奥様も英語がとてもお上手だったので、息抜き程度のそれこそ井戸端話をしたくらいです。お子さんのこととか・・・。

率直にお聞きしますが、白い雲さんは英語はどうですか?自信があるのでしたら、それこそ大きな弁護士事務所のレセプショニストなども、経験的にはいいのではないかなと思います。お給料もそこそこでますし(うちのレセプショニストはたしか時給18ドルです)、電話の受け答え、ビリング、ファイリングなどが仕事の内容ですが、法律事務所の実態(?)や弁護士、サポートスタッフなどの感じも掴めるのではと思います。本当に向き不向きがあるし、事務所によってカラー、雰囲気も全く異なるので、初めの仕事としてはいいのではないかなと思います。厳しいところではかなり厳しいですし、和気あいあいのところがみつかったら、それこそラッキーかなと思います。私も詳しくここに書くのは、いろいろと思い出すので嫌なのですが、嫌な弁護士にいびられたり、意地悪なマネージャーに嫌みを言われたりして、よく家に帰ってから泣いたこともありますよ。(笑)かなり精神的にタフになります。今は・・・何言われても「あーそうですね。」とか言って気にしない事にしています。一緒に働いている弁護士はいい人なので、ちょっと言い過ぎた後は(たぶん私の態度でわかるんでしょうけれど)、とても低姿勢でかわいいです。(もうほとんどお局状態ですね。笑)

とにかくなにかきっかけが掴めるように、またいい弁護士に巡り会えるように応援してます。がんばってね。


Re:最後に一言
 白い雲  - 08/3/3(月) 12:01 -

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   現役ですさん、

有難う御座います。何度何度も繰り返して読ませて頂きました。

移民法はやはりそういう分野ですね。無知なりに調べてみてもそんな風に察する所がありましたが。ぐずぐず悩んでいるばかりで、解決できませんでした。また、スタートで間違いをおかさないためにも、ここは本当に慎重に決めるべきですね。現役ですさんは、日本語を使わないのですね。驚きました。バイリンガルであることが使えるパラリーガルの仕事も勿論、あるでしょうけれど、大きな昇進、昇給が見込めるのは、そういう分野ではないのでしょうね。英語には自信がある方なので、アドバイス通り、大きな弁護士事務所でレセプショニスト等で探してみようかと思います。これも競争率は高そうですが…。

弁護士事務所の実態に関する噂は聞いたことがあります。会社での人間関係はいろいろと経験していますので、そこの所は打たれ強いとは思うのですが、経験を積んだら、次へ移れるような仕事を得ることが大切ですね。

とてもご親切にアドバイスをくださり、ありがとうございました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。就職活動がんぱります。


卒業後、最初の3年は自己投資期間
 臆病者  - 08/3/3(月) 14:49 -

引用なし
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   ▼白い雲さん:

白い雲さんの現在の経済状態についてはいかがでしょうか?貯金がある程度あるとか、御主人の仕事が安定していて、この先2〜3年は収入が低くても(または無収入)生活していけそうですか?

>パラリーガルを選んだ理由は、バイリンガルであれば、サラリーが比較的高く、今までの事務の経験が役立ちそうであるためです。

コミュニティーカレッジのParalegal Certificateのみでは、就職先を見つけるのが非常に困難な職種であると思います。(理由:殆ど役に立たないからです。)現役さんですさんが仰っている様に、もともと弁護士事務所で何らかのお仕事をなさっているとか、または、ロースクールの学生さんであるなど、過去にある程度この業界との関わりがある方といった条件がある程度要求されます。それらがそろっていない場合は、それらを作るところからはじめなくてはなりませんから、最低数年の自己投資期間が必要となります。つまり、最初の3年は殆ど収入が期待できませんから、学校に入るまでに金銭的な事も含めて、入念なプランと準備が必要です。

最初の数年(過去に経験が無い場合)は、雇う側にしてみれば、人材育成期間です。ある意味、師弟関係みたいなものですから、「教えて頂く」といった立場になる訳です。その期間に少しでもお金が頂けるのなら、本当に幸運だと思わねばなりません。また、無給でも、知識を分けていただいているのですから、「無料で働いてやっているんだ」という気持ちが少しでも頭をかすめてしまう様であれば、上手くいかないと思います。つまり、即座にキャリア・アップにはつながらないと思います。

また、学校選びは非常に重要です。Paralegal Certificateのクラスをオファーしているコミュニティーカレッジ、または専門学校、通信教育機関は数え切れない程ありますが、正式にABAの認定校である教育機関は限られています。(これはロースクールでも同じ事です。)Certificateを足がかりとして考えておられる場合、在学される教育機関が認定校である事は必須ですから、是非調べておいた方が良いかと思います。

現役ですさんはCertified Paralegalという事ですから、とても優秀な方だと思います。そして、トピ主さんが期待しておられる様な収入と待遇を得るには、「Certified」である事が最低条件かと思います。

これは、Paralegal Certificateのクラスを受講し、卒業するのはもちろんですが、その後、州によっては認定試験がある地域もありますし、特別無い場合は、ナショナルレベルのアソシエーション(数種類あります)がオファーしている認定試験に合格して、初めて資格を得る事ができます。そして、基本的にこれらの認定試験の受験の条件には、最低2年の実務経験(パラリーガルとして)が必要となりますので、Certificateのプログラムは終了したものの、雇い入れてくれる事務所(または会社)が無ければ、受験資格でさえ得られません。

また、非常に差別的な業界であるとも言えると思います。先のレスで何方かがドラマの『The Practice』のお話をしておられますが、そのドラマの登場人物の中に、「私にはイギリス英語の発音があったけど、この業界では嫌われるので、アメリカ人の英語を話す練習をしました」と吐露するシーンがあります。これは本当です。発音だけではなく、言葉の中の単語選択も、一般英語とは異なります。良い意味でも、悪い意味でも、頭が固い人が多いので、彼らの中に入っていけなければ、はじかれます。(言葉遣い、服装、人格、印象の全ての点において。)ですから、仕事の内容もですが、それ以外に精神的圧迫は感じると思います。

>後から入社して来た新卒のエンジニア達は、学歴も私よりない人でさえ、数年するとその経験から他の会社へ昇進して行く人もいるし、やっている仕事へ評価もしっかり与えられています。私の仕事はどんなに苦労して技術的な翻訳をしても、それを評価してはくれませんでした。

ドラマのパラリーガルさんは、最後のシリーズの一人を除外して、二人ともロースクールの学生さんという設定です。ですから、法廷で弁護したり、かなりフラッシーな(恰好の良い)場面もありますし、誤解をしている人も多いでしょう。しかし、あのドラマに関しては、待遇的にもそんなに(まあ、ドラマですしね)粗略なあつかいはされていなかったと思いますよ。普通はもっと大変でしょうね。前の職で「評価をしてもらえない」とか「学歴も私より無い人でさえ…」と仰っていますが、もっと厳しい環境下に置かれる可能性は大きいです。

学歴的には、高卒といった人も多いです。短大のクラスで終了していない人もいます。(ですが、そういった方達は、経験が多く、下手をすると、弁護士以上に有能な人もいますよね。)ですから、学歴云々に拘っていると、非常に失望するかもしれません。

日本語については、地域性もありますが、殆どベネフィットはないかと思います。例えば、日系企業の法務部で働くとか、契約書や公文書の翻訳などが必要になる場合は別ですが、限りがあるかと思います。また、トピ主さんの在米ステイタスはどうなっていますか?法のエリアや働く機関によっては、市民権が必要である場合もあるので、希望しているエリアで働けない(または可能性が低い)という事もありますから、リサーチは必要です。また、一度設定されてしまうと、変更は非常に難しいと思います。ですから、学校に在学しているうちから、ある程度はエリアを絞っておいた方が良いと思いますよ。


Re:卒業後、最初の3年は自己投資期間
 白い雲  - 08/3/5(水) 10:45 -

引用なし
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   憶病者さんとペンネームを書かれた方へ、

たくさんのアドバイスありがとうございました。
経済的な面では当分の間は、経験を生かしたアドミニアシスタントより収入は落ちることは覚悟しております。生活は贅沢をしなければ、なんとかなる状態ですが、ご指摘どおり経験がなければスタートが切れない。という現実にぶち当たっていますね。大学時代にインターンシップみたいな機会でこの業界に入っていたら、どんなに入り込み易かっただろうと思うのですが、これも今から言ってもしょうがないですね。

非常に差別的な業界であるとも言えると思います。というのは、確かにそうでしょうね。私のようなエリートコースでない人は上から下を見るような感じで扱われるのでしょうね。それに日本語のなまりがある英語もばかにされたりするでしょうし。ただ、パラリ―ガルの仕事に自分で誇りが持てることが出来るなら、ある程度の侮辱も耐えられることが出来ると思うのですが。他にも私が知らなかったたくさんの情報を提供して頂きありがとうございました。


Re:アメリカでパラリーガルになること、アドミニア...
 パラリーガル志望  - 08/3/5(水) 13:09 -

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   ずっとスルーしようと思っていたのですが、結構ネガティブなレスが多かったので出てきちゃいました。現役さん以外の方の投稿の信憑性がちょっと疑問だったのもありまして・・。

私は現在フルタイムの仕事をしながら、ロースクールのある私立大学でPostbacのParalegal Certificate Programを受講しています。以前はコミカレで同様のプログラムを受講してましたが、コミカレのアドバイザーが個人的に嫌で、現在の大学にアプライし直しました(最初から今の大学にしておけば良かったと後悔・・学費はかなり違いますが・・)。どなたかの投稿で、コミカレのCertificate は役に立たないとありましたが、コミカレでも"ABA approved"のプログラムであれば、十分役に立つと思います。実際、私の通っていたコミカレも"ABA approved"のプログラムで、ローファームでのインターンシップが必修科目の1つでした。インターンシップ先が就職先になる学生もいますし、大学のcareer centerの求人サイトではローファームからの求人もよく見ました。もし、お仕事しながらでも、こういったプログラムを受講できるのであれば、ローファームでの就職への近道になるのではないでしょうか?

パラリーガルと言っても、州によってはローファームで働くだけではパラリーガルというタイトルは使えず、州の法律でパラリーガルコース(大学・コミカレ・専門学校など)を修了している人でないとこのタイトルは使えないというところもあります。トピ主さんがどの程度の“パラリーガル”を目指されるかによっても、辿るべき道が変わってくると思います。

パラリーガルの役目は一言で言うには難しいです。大規模のローファームであれば、各個人の仕事内容


Re:アメリカでパラリーガルになること、アドミニア...
 パラリーガル志望  - 08/3/5(水) 14:58 -

引用なし
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   ごめんなさい・・・。途中で送信しちゃいました・・・(^^;)

続きです・・・。

パラリーガルの役目は一言で言うには難しいです。大規模のローファームであれば、各個人の仕事内容はきっちり決まっていますし、パラリーガルが雑務をこなすということはないです。レセプショニストやアシスタント、case administrator 等がいますので、弁護士のアシストに徹すればいいわけです。でも、小さなローファームであれば、やはり個人の役割は多くなります。例えば、弁護士1人・パラリーガル1人の事務所であれば、雑務をこなしたりレセプショニストの役割を果たすのは必然的にパラリーガルになりますよね。


『雇用者が求めているのは法律の専門知識をどれだけ熟知しているかよりも、日々の雑務をこなす上で法律の知識が少しはあったほうがいいだろう、ぐらいで、その程度は誰でも一年もそこで働いていれば身につく、そんなものでいいんだそうです。』とのご意見がありましたが、法律の知識が少しあるだけのパラリーガルが実際どの程度弁護士のアシストができるのか、疑問です。実際にはその程度のパラリーガルは雇用されないんではないんでしょうか・・?パラリーガルって、実際には大部分の弁護士の仕事をこなしますよ(法廷での弁護、リーガルアドバイス、リーガルドキュメントのサイン以外)。

あと、『下手に働いた経験があったり勉強したことがある人よりも白紙の状態で自分色に染められる人のほうが求められているみたいです』というご意見もありましたが、雇用主がパラリーガルの色を染めるのではなく、パラリーガルが事務所を変わったり、担当弁護士が変わる度に、新しい事務所や弁護士のやり方に合わせて仕事をしなければなりません。それぞれのやり方があるのだし、当然のことです。これはパラリーガルに限ったことではないですよね。

私はまだ実際ローファームで働いた経験はないですが、差別的な業界だと聞いてびっくりです。法を扱う業界だからこそ差別的な扱いはないと思うのですが・・。確かに弁護士って変わった人も多いですし、人間関係的なことで嫌な思いをしたりするとは思いますが、差別はないんじゃないでしょうか・・?。あと、この業界でマイノリティであることは実際は有利なことなんですよ。ローファームって、法律で決まっているマイノリティの採用枠を満たしていないところが多いそうです(実際アプライするマイノリティも少ないとのこと)。だからマイノリティであることが就職の際には逆に利点になるんだそうです。

バイリンガルとしてのパラリーガルを目指されたいのであれば、移民法ではなく、Family Lawの方が良いと思います。英語のあまり得意でない方の離婚問題など、お悩みでよく見かけますよね。日本人社会では、日本語の通じる離婚弁護士事務所って重宝されるのではないでしょうか。

これまでアドミニの経験があるのであれば、その経験は必ず役に立ちます。私も現在アドミニとして仕事をしています。ある分野の法律に関わる業務な為、全米のローファームと毎日コンタクトを取って仕事しています。有能な弁護士の事務所はパラリーガルも有能で仕事も速いですが、弁護士の質(?)があまり良くないところはパラリーガルもあまり仕事ができるとは言えず、仕事も遅いですし、クライアントの私の方がかえってその分野の法律に詳しかったりします(そういうところに限って、弁護士は一癖あります(笑))。こういった時の、『私の方がデキル!』という自信が、パラリーガルへの道へ進む私の原動力となりました。

もし、この先パラリーガルを目指されるのであれば、やはりパラリーガル教育は受けられた方が良いと思います。法律に携わるの仕事なので、アメリカのリーガルシステムや法律等、知っておかないといけないことが山ほどあります。あまりうまくまとめられなくてごめんなさい・・。トピ主さんが少しでも前向きにパラリーガルについて考えられたら、と思いレスしました。トピ主さんの今後を応援しています。


実際に就職活動をしはじめるとわかると思います
 臆病者  - 08/3/6(木) 0:12 -

引用なし
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   ▼パラリーガル志望さん:

パラリーガル志望さんは、実際に弁護士事務所で働いた事がないという事ですので、まだまだ現実を御存知ではないのかもしれません。また、私のレスの内容に関しても非常に誤解されている様に感じますので、取り急ぎ、要点だけを追記いたします。

コミュニティーカレッジのCertificateが役に立たないのではなくて、経験無し(インターンシップがあったとしても、数ヶ月ですよね?)でプログラム終了しただけという状態であれば、実践では全く役に立たないといった事を前提に雇用側は理解しているといった意味で書きました。当然ですが、殆どの場合、教科書に例題として掲載されている様なクリア・カットはありません。ですから、Certificateはあった方が良いし、さらにABA認定校のものであれば、履歴書栄えは多少するかもしれませんが、経験のある人材には、勝てないという事です。現在、州によっては、最低学士がないとパラリーガルのタイトルを持てない、(リーガルアシスタントとの差別化)または、州の認定試験を必須にするなど、色々お話は持ち上がってはいる様ですが、スタンダードな決まりは(とりあえず、私が在住している州では)無い様です。


>『雇用者が求めているのは法律の専門知識をどれだけ熟知しているかよりも、日々の雑務をこなす上で法律の知識が少しはあったほうがいいだろう、ぐらいで、その程度は誰でも一年もそこで働いていれば身につく、そんなものでいいんだそうです。』とのご意見がありましたが、法律の知識が少しあるだけのパラリーガルが実際どの程度弁護士のアシストができるのか、疑問です。

多分これは…プログラムを終了しただけの人って、頭でっかちの人が多いのです。(ロースクールでも同じ事。)セオリーだけは達者だけど、実践向けでない。そして、中途半端にかじっているだけに、説明も要する…こういった作業というのは、割と弁護士は嫌うのです。ですから、経験に基づいた知識という事を雇用側は求めていると思いますね。多分、上記の御意見の本来の意味はこの部分に関する事でしょう(多分)。

>私はまだ実際ローファームで働いた経験はないですが、差別的な業界だと聞いてびっくりです。法を扱う業界だからこそ差別的な扱いはないと思うのですが・・。確かに弁護士って変わった人も多いですし、人間関係的なことで嫌な思いをしたりするとは思いますが、差別はないんじゃないでしょうか・・?。あと、この業界でマイノリティであることは実際は有利なことなんですよ。ローファームって、法律で決まっているマイノリティの採用枠を満たしていないところが多いそうです(実際アプライするマイノリティも少ないとのこと)。だからマイノリティであることが就職の際には逆に利点になるんだそうです。

本音と建前…。これはですね、人種的なものとは限らなくて、人格的(パーソナル・プロファイル)的なものも含みます。この業界は、非常に「外見&印象(リプリゼンテーション)」を重くみます。アメリカ人であっても、フィットできない人はいると思います。異質なもの(自分とは異なるプロファイル)に関して許容範囲が狭い人が多いという事です…これは事務所内での状況です。

>バイリンガルとしてのパラリーガルを目指されたいのであれば、移民法ではなく、Family Lawの方が良いと思います。英語のあまり得意でない方の離婚問題など、お悩みでよく見かけますよね。日本人社会では、日本語の通じる離婚弁護士事務所って重宝されるのではないでしょうか。

日本人のクライエントが多く確保できる地域であれば、多少重宝されるかもしれません。しかし、実際、在米経験がそれなりにあり、英語にも大体対応できる状態であれば日本人でも、アメリカ人の弁護士(日本人のパラリーガルは必要がない)を求める傾向にあると思います。そして、日本人だけのクライエントに絞って、事務所をマーケティングしているところは、年々少なくなっている様な印象を受けています。そうなると、殆どのクライエントは日本人以外、おそらくアメリカ人になると思います。

ここからが、事務所外の状況の(クライエントとの関係に関する)説明になりますが…もし、貴女が日本に住んでいて、離婚を決意したとします。わざわざ外国人の弁護士やパラリーガルを雇いたいですか?つまりですね…家族法というのは、その国の文化や生活(個人レベル)で熟知していないと難しいのです。そして、かなり精神的なストレスを負った、堪え性のないクライエントが当然ですが集まります。そういった極限状態で、異質なもの(例えば日本語なまりなど)に寛容になれといっても無理な訳です。「外国人の貴女に、とやかく言われたくない!」なんていうクライエントも出てくる訳です。差別というか…こればっかりは、状況によっては仕方の無い事なんですよ。

クライエントが日本人の場合は…これは微妙でしょうね。家族法となると、本来なら他人に知られたくない様なお話もしなければなりません。ですから、同国人という安心感はあるけれど、同時に羞恥心も出てきますね。

日本人以外の外国人がクライエントだと、「やっぱり、アメリカの事はアメリカ人に聞こう」と思っている人も少なくありません。アメリカ人だからといって、こういった部分に関して知識があるとは限らないのにです。(「アメリカ人の主人に聞いたら〜でしたから、〜でしょう」などといったコメントをこちらでは良く見かけますが、それと同じ様な状況ですね。)

家族法に集中してプラクティスしている日本人弁護士が少ない理由も、上記でしょう。仰る様に、マイノリティーである事はディスアドバンテージではないです。ですが、それは、他の部分のリプリゼンテーションが確立できている場合のみです。それができてなければ、やはり、障害になるでしょう。(マイノリティー枠云々は…そうですね、州や郡関係の仕事であれば重要かもしれませんが、実際個人の事務所レベルではどうでしょうね?)

個人個人、経験の内容が違うと思うので、色々な意見があるかと思います。私の経験と、貴女の経験は異なるかと思いますけど、(立場的にも違いますしね)あくまで、私個人の意見を書いてみました。


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