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新たにギョーザ39袋からメタミドホス 1袋は皮からも

2008年03月07日22時22分

 中国製の冷凍ギョーザによる中毒事件を捜査している兵庫県警は7日、関西地方などの小売店から返品され、大阪市内の冷凍庫で保管されていた未開封のギョーザ39袋の外側から、新たに有機リン系農薬成分「メタミドホス」が検出されたと発表した。このうち1袋は表面左上に半月状の傷(長さ約1ミリ)があり、袋の内側とトレー、ギョーザの皮からも検出された。

 調べでは、39袋は中国・天洋食品で昨年10月1日に製造された「中華deごちそう ひとくち餃子(ギョーザ)」。兵庫県高砂市の親子が食べて被害が出たものと同じ商品で、製造日も一緒だった。事件を知った購入者から返品され、大阪市内の冷凍庫で同じ段ボール箱に保管されていた。商品は密着した状態で詰め込まれていたため、一部の商品に付着していたメタミドホスが広がった可能性もあるという。

 県警はこれまで同じ製造日の同一商品を200袋以上鑑定。一部を大阪府警と京都府警に鑑定嘱託しており、今回の39袋のメタミドホスは大阪府警科学捜査研究所の鑑定で検出された。県警は高砂市の親子が食べたギョーザ1袋のほか、大阪府枚方市のスーパーで回収された9袋からメタミドホスを検出している。

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