今日は、グーグルのカスタム検索エンジン(Google Custom Search Engine)の作り方をご紹介します。
カスタム検索は、よくブログやホームページのサイト内検索に利用されているので、知っている人も多いと思います。
カスタム検索は、ただサイト内検索を作るだけではなく、例えば地域のウェブサイトのみを検索対象にして、ニッチ検索を創ったり、よく訪れる掲示板のみを検索対象にしたりと、利用の仕方によっては、かなり活用することができます。
また、アドセンスアカウントを持っている場合は、カスタム検索結果に表示される広告から収入を得ることもできます。
便利なオリジナル検索エンジンが無料で作れて、しかも広告収入まで得ることができるのです!
当ブログに設置している人力横断検索なども簡単に作ることができるので、それを例にカスタム検索の作り方を解説します。
ちなみに当ブログに設置しているカスタム検索エンジンは、次の通りです。
- 人力横断検索:はてな人力検索や教えてgooなどを横断検索します。
- 本・書籍横断検索:本のオンライン販売サイトを横断検索します。ニッチな本を探すのに便利です。
- ショッピングサイト除外検索:検索結果に表示されるAmaznやYahoo!オークションを除外します
- GoogleMania検索:Google-mania.net内から検索します。いわゆるサイト内検索です。
どれも、ただ単に私が個人的に必要なものを作っただけです。
どれも最短10分くらいで作ることができます。
それでは、人力横断検索の作り方を例に、カスタム検索エンジンの作り方をご紹介します。
- まず、Google Custom Search Engineにアクセスして、「Create a Custom Search Engine」ボタンをクリックします。
ちなみに全て英語ですが、難しくはありません。今回説明する通りにすれば、うまくいくはずです。
- Googleアカウントに既にログインしている場合でも、再度パスワードの入力を求められます。(Googleアカウントを持ってない人は、まずGoogleアカウントを取得してください。)
- さっそく、基本事項を入力していきます。
- Search engine name:検索エンジンの名前
例「人力横断検索」 - Search engine description:検索エンジンの説明
例「はてな、教えて!goo、OKWave、livedoorナレッジ、Yahoo!知恵袋やGoogleグループなど、その他のQ&Aサイトから横断検索します。」 - Search engine keywords:検索エンジンのキーワード
例「はてな,教えて!goo,OKWave,livedoorナレッジ,Yahoo!知恵袋」 - Search engine language:言語
例「Japanese」 - What do you want to search?:検索対象を選択します。
例:こんかいは、横断検索などの、検索範囲を限定したカスタム検索を作るので、「Only sites i select(私が指定したサイトのみ)」を選択します。 - Select some sites:検索対象にするサイトを指定します。
あとで、コントロールパネルで変更したり追加したりできますが、今回は、ここで横断検索の対象とするサイトのアドレスを入力します。
例として、人力横断検索を作りたいので、次のアドレスを記入します。
- Editions:通常は「Standard Edition 」を選します。
学校などの公共機関は、さらに下のチェックボックス「Do not show ads on results pages(検索結果に広告を表示しない」を選択できます。 - 「I have read and agree to the Terms of Service(利用規約に同意します)」にチェックを入れて、「Next」ボタンを押します。
- 次の画面では、プレビュー検索ができるので、さっそく試してみます。
テスト結果に満足したら、「Finish」ボタンを押します。
- とりあえず、これで完成です。画面には、自分が作ったカスタム検索がリストで表示さます。(はじめての方は、まだ一つしか表示されません)
検索エンジンを表示するには、「homepage」リンクをクリックします。
Googleにホストされた、検索ボックスが表示されます。ではここからはさらに応用です。
自分のサイトに検索ボックスを組み込んだり、表示される広告を自分のアドセンスと置き換えましょう。
- 先ほどの「My search engines」ページで「control panel」リンクを開きます。
コントロールパネルでは、先ほど入力した基本情報や、サイトの見栄え、アドセンスコードの入力などが行えます。
よく使うところを解説しておきます。
- 検索対象を変更したい場合
「Sites」:先ほど入力した検索対象にするアドレスの追加や編集、または、検索結果から除外するアドレスを入力できます。 - 検索結果の見栄えを変更したい場合
「Look and feel」:検索ボックスや、検索結果の見栄えを変更できます。例えば、当ブログのサイト内検索の「GoogleMania検索」では、ブログにあわせた背景やフォント色に変更しています。また、検索ボックスよこに表示される画像も、このページで指定することもできます。
- ブログなどに検索ボックスを貼り付けたい場合
「Code」:ここで生成されるコードをブログに貼り付けます。 - Search results hosting options:検索結果を自分のサイトのドメイン内に表示するのか、Googleがホストしているページに表示するのかを選択します。
- まず、より簡単なGoogleがホストするページを利用することにしましょう。
「On a Google-hosted page」を選択すると、検索ボックスのコードが表示されるので、それを、ブログのサイドバーなどに貼り付けるだけです。
- 自分のドメイン内に検索結果を表示する場合は、次のようにします。
(自分でブログやウェブサイトを構築できる人向けです) - 「Host results on a non-Google site using an:」を選択して、さらに、iframeで表示するか、オーバーレーするか選択します。今回はiframeを選択します。
- 「Specify search results details」で検索結果を表示したいアドレスを記入して、広告の位置を選択します。
- 生成された、検索ボックスコード(Search box code)をサイドバーなどに埋め込み、さらに、検索結果を表示するページには、Search results codeを埋め込みます。
- 検索結果に表示される広告から収入を得たい場合
「Make money」:自分のアドセンスアカウント情報を入力すると、表示される広告がクリックされた場合にアドセンス収益を得ることができます。アドセンスアカウントの申請はこちらから
アドセンスにもサイト内検索が用意されていますが、カスタム検索の方が自由度が高いのでお勧めです。
oshiete1.goo.ne.jp
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
q.hatena.ne.jp
oshiete.goo.ne.jp
chiebukuro.yahoo.co.jp
okwave.jp
knowledge.livedoor.com
このほかに、自分がよく利用するQ&A形式の掲示板を入れたら、さらに便利です。
私の場合は、上のQ&Aサイトのアドレス以外に、ブログソフト「WordPress」の公式掲示板やエクセルの使い方についての掲示板サイトのアドレスを入れています。
ちなみに、この欄に自分のサイトやブログのアドレスのみを入れると、自分のサイト内検索が作れます。
以上で、基本的な使い方の解説を終わります。
意外と簡単だったと思います。是非自分もそして訪問者にも便利なオリジナル検索エンジンを作ってみてください。
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Tags: Google Adsense, Googleカスタム検索関連リンク
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