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「500万円は妥当」批判殺到マスコットの作者、冷静に回答 (1/2ページ)
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2010年に奈良県で開催される「平城遷都1300年祭」のマスコットキャラクターのデザインに批判が殺到している問題で、マスコットを制作した東京芸術大学の籔内佐斗司教授がメールで寄せられた批判意見に回答、自身のホームページにその内容を掲載している。
籔内教授が回答したのは20件以上におよぶ意見について。「気持ち悪い」といった批判については「第一印象に好き嫌いが出るのはやむをえないことと思いますが、なんとかご理解頂けるよう、努力していくつもりです」などと応じた。また「シカの角が生えた童子」のデザインに決めた理由にも触れられ、感情的な意見に対しては冷静に事態を見守るよう呼びかける内容となっている。
国宝・彦根城築城400年祭の「ひこにゃん」やのじぎく兵庫国体の「はばタン」といった、人気の高いマスコットとの比較については「他の既存のキャラクターとの比較は、私は興味がありません。なぜなら私は、このコンペのために制作したからです」と反論。デザイン料、著作権料の500万円という金額については「著作権収益の全額譲渡も含んだ金額ですので、新規のロゴマークやキャラクターのデザイン料としては妥当な金額」との認識を示した。