県立3病院(奈良、三室、五條)を運営する県病院事業費特別会計の累積赤字見込みが、今年度末で過去最高の20億4400万円に達することが、6日の県議会厚生委員会で県から報告された。今年度単独の赤字見込みは8億8200万円。医師減少に伴う患者減や診療報酬のマイナス改訂が原因という。資金不足で08年度は初の赤字予算案を編成した。
04年度と比べ、今年度の3病院の医師数は13人減の145人、1日当たりの外来患者は325人減の2032人、入院患者数は86人減の738人。【中村敦茂】
毎日新聞 2008年3月7日