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筑豊病院:直方駅前へ移転 市が小児、産婦人科新設要望へ /福岡

 直方市がJR直方駅前で進めている須崎町土地区画整理事業(3ヘクタール)予定地に移転する社会保険筑豊病院(同市山部)について、大塚進弘・市総合政策部長は6日の議会一般質問で「地域医療貢献の観点から小児科と産婦人科の増設について病院側に強く要望したい」との意向を示した。

 病院は内科や呼吸器科など15科、病床数は206床。交通の便が悪いことから移転を計画、07年7月に市と立地協定を結んだ。移転先は駅前の一角を予定し、2010年度中の開院を目指している。

 両科とも市内には個人病院しかなく、夜間の緊急時や入院が必要と判断される場合には飯塚市や北九州市などの総合病院に搬送せざるを得ないという。

 大塚部長は「小児科や産婦人科は(病院が少ないなど)問題になっている。駅前に移転し、地域医療の充実に努力してもらう協定を結んでいる」と必要性を強調。一方で、子育て支援など複合的な機能整備については「財源の問題がある。病院側と協議したい」と述べるにとどまった。

 筑豊病院は「住民からも同様の要望がある。医師の確保や大学との協力などの問題もあり、今の段階では未定としか言えない」と話している。

 区画整理事業はJR駅舎の移転を盛り込んだ「直方駅地区交通結節点改善事業」と合わせた「直方駅周辺整備計画」として、市などが06年度から12年度まで総額約40億円をかけて取り組んでいる。【入江直樹】

〔筑豊版〕

毎日新聞 2008年3月7日

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