医療「適正化」計画の現場での影響  

 
後みつるです。
 先日、国が進めている「医療費適正化計画」の影響を調査するため、医療関係団体を訪問させてもらいました。
 ある病院関係団体の事務局では「療養病床がどうなっていくかは、診療報酬の詳細が明らかとなっていない現状では判らないが、地域での受け皿がないまま、療養病床を減らすことになれば地域医療が崩壊するのではないかと懸念している」「療養病床を一般病床に転換する施設もあると聞いているが、在院日数や体制が問題となってくる」「内科医の医師不足がこれまでになく深刻になっている」など、切実な実態を知ることが出来ました。
 高齢化が進んでいる今こそ、どこに住んでいても安心して受けられる医療の充実が求められています。しかし、政府は「医療費が増大している」との理由で、医療費の削減を前提とした制度の創設=後期高齢者医療制度など=や、受け皿の削減=医療型療養病床の縮小と介護型療養病床の廃止など=をすすめようとしています。
 高齢化が進む事を〝悪〟として削減ばかりを考えるのではなく、せめて先進諸国並みに社会保障費を充実させることこそ必要です。

# by jcpsigidan | 2008-02-27 12:15 | 後 みつる

屋内耐震策に300万円の予算が  

 南畑さちよです。
 珍しく雪の降る日がありました。思わず写真を撮りましたが和歌山は暖かい。すぐに溶けてしまいました。
2月18日(月)は奥村県議員と街頭宣伝に出ましたが、私の家の近くの近畿大学付属高校の敷地内に紅白の梅の花がとても美しく咲いていました。遠くに行かなくてもここで見ても満足できます。
 19日は市当局から2008年度の当初予算の説明がありました。厳しい赤字財政の中、4月からは都市計画税や市立和歌山商業高校の授業料が値上げされるなどの説明がありました。
新規事業としては昨年12月議会で私が取り上げた屋内地震対策事業(300万円)として市立保育所・幼稚園のピアノ、オルガン116台に転倒防止器具を設置することが説明されました。
どのような設置をするかが問題です。専門家の目から見てきちんと設置されるよう見届けたいと思います。

# by jcpsigidan | 2008-02-24 09:49 | 南畑 さちよ

九条を考える  

 森下さち子です。
 2月17日、「九条ネットわかやま」と「憲法九条を考える和歌山弁護士の会」共催で「憲法九条を守るつどい」が取り組まれました。井筒監督の『パッチギLOVE&PEACE』と井筒監督のトークという企画でどちらも楽しく観、そして聞きました。
 井筒監督はトークの中で、庶民のリアリズムということを前面に出されました。戦争は決して”愛国心”や”かっこよさ”で語れない、毎日の生活の中で戦争に向き合ったら「お国のために立派にたたかってきてください」などとは言えないはずだと・・・。当時、召集令状を受けた監督の父親に祖母が「早よ、帰ってきいや」と言ったとのこと。それが庶民のリアリズムだったとの言葉に大きくうなずいた私でした。また、憲法はそういう当たり前のことを文字にしただけで、私たちには本来必要ではない。憲法がなぜあるのか?為政者たちの暴走を監視し食い止めるためにあるのだと明言され、思わず拍手した私でもありました。
 今、九条の会があちらこちらに出来つつあります。私たち自身が行動を起こすことで憲法に示された当たり前の理念が生活に息づくようにすることができるのです。共に力を合わせましょう。

# by jcpsigidan | 2008-02-22 13:06 | 森下 さちこ

日本の未来を語り合う会  

 
 後みつるです。
 地域で、「日本の未来を語り合う会」を開かせていただいています。今の日本の政治のどこが問題なのか、どうすれば格差と貧困が広いがる一方の政治をよくすることができるのかを、参加の皆さんと考えるミニ集会です。
 私は、市会議員としての立場から、医療や福祉の予算がなぜ縮小されるのか、国の政治が和歌山市政にどのような影響を与えているのかをお話ししています。
  参加された方々からは「後期高齢者医療制度ってなんだ!死ねという事か」「政治の中枢にいるものが襟を正してほしい」「消費税の使われたかが、導入のとき政府が言っていた理由とは違ってきている」などの意見が出されています。
 今こそ、大企業やアメリカではなく、庶民の家計に軸足をおいた政治を実現するときだと強く実感しています。
(写真はくにしげ秀明さんとの街頭宣伝)

# by jcpsigidan | 2008-02-20 12:21 | 後 みつる

笑うかどには福来る?  

 森下さち子です。
 2月8日の金曜日、ザ・ニュースペーパーのコントを楽しんできました。現在は若手のお笑いブームとかでテレビでもお笑い番組が週に何コマも放映されています。私は落語、漫才、お笑いどれも大好きでよく見ています。ただ、残念なのは政治を風刺するネタが少ないということです。毎日の生活や子どもたちとのやり取りなど、どこの家庭でもあることを取りあげたものなど、ほのぼのとしたものも好きですが、ピリッと辛口の政治風刺は聞いていても小気味良いものです。そんな私には、ザ・ニュースペーパーの舞台は大満足で、ずっと笑いっぱなしでした。一緒に連れて行った娘は、私の爆笑に「何が面白いのかよく分からない」と怪訝な顔。小泉元首相や福田首相に扮した顔も「似てない!」と不満そうでした。日々のニュースなどを出来るだけ一緒に見るようにはしていますが、政治を風刺するというのはちょっと難しかったようです。

# by jcpsigidan | 2008-02-19 09:09 | 森下 さちこ

コウノトリ保存ゲ-ジ  

 渡辺忠広です。
 2月上旬、祝い事があり兵庫県豊岡市へ帰省をしました。その際、市が多額の資金をつぎ込み、保存に懸命となっている「コウノトリ」の保護施策を見学をしました。
 コウノトリについては高校時代「生物部」に所属していたこともあり、但馬地区を広範に棲息調査をしたことがあります。記憶ですが、37羽を数えたことがあり、昭和37年当時には野生種が飛来していたことを覚えています。当時は大型鳥であるため、田植えを終えた水田の苗を足で踏まれることもあり、農家からは「迷惑な野鳥」として捕らえられることもありました。
 現在では保護に対する考え方も様変わりし、多くの農家が農薬を使用しない、農閑期の水田には水を張り餌となるドジョウやタニシなどを養生し協力されています。実家のある旧竹貫村においても農閑期の水田には水が張られコウノトリの飛来に備え、保存に積極的に協力している農家が多数です。農薬を使用しなくなり、「合鴨農法」を奨励する市行政に拍手喝采!!!!
 冬場には雪深い但馬の里、コウノトリ保存ゲ-ジの川岸に、多くのカメラを構え飛び立つ瞬間をとらえようとするアマチュアカメラマンの存在、それを支える市担当者が暖かい「お茶」を差し出す姿にこれまた拍手喝采!!!!!
振り返って和歌山市の場合、森林公園の復活にしてもJV任せ、森林公園内の「カスミサンショウウオ」保存に対しても、対策は皆無に等しい。野生イノシシによる「冬場の餌」となっているカスミサンショウウオは絶滅種である認識は和歌山市行政には期待できないことは残念でなりません。
 (写真は保護ゲ-ジの外で餌を啄むコウノトリ)

# by jcpsigidan | 2008-02-15 09:41 | 渡辺 忠広

1時間で署名119筆!  

 南畑さちよです。
 日本共産党和歌山市女性後援会の「後期高齢者医療制度」の中止・撤回を求める宣伝行動に参加しました。
 近鉄百貨店前でマイクで訴えチラシを配布、1時間で119筆の署名が集まりました。障害のある方や年配の方や若い方も署名してくれました。もう終わろうとしているところへ若い男性が「僕もします」と並んでくれました。
 でもまだまだ中身を知らない人も多く、対話すると「大変になるのですね。署名します。頑張って下さい。」「遠慮せんと署名せなァ」「保険証取り上げは人権侵害や」等、と応じてくれました。「もっと地域でも宣伝しなくては」「署名板によく分かるようポスターもはろう」の声も出されたりしました。今回で終わらず是非続けていきたいと思います。

# by jcpsigidan | 2008-02-14 09:15 | 南畑 さちよ

食の安全を考える  

森下さち子です。
 相変わらず、寒い日が続いていますね。8日の朝はみぞれが車やベランダに積もっており、いつもよりさらに寒さを感じました。豪雪地帯の方には笑われそうですが・・・。
 2月8日、経済・文教常任委員会で第一・第二共同調理場をそれぞれ見学に行って来ました。どちらも民間委託の方針が決定されており、第一共同調理場はすでに民間での調理、配送が始まっています。第二は2008年度から民間に移行することになっています。私は食の安全を図る、また食育の充実を進めるという意味において学校給食は、民間委託でなく直営を堅持し、その中で効率化の工夫をするべきであるという考えです。中国加工の餃子が農薬に汚染されていたという事件は、私たちの命に関わる重大な問題であり、いやおうなく現在の私たちの食そのものを見つめ直すことになりそうです。現在は家庭でも食事が個別的になっており、家族そろって食卓を囲む団欒という姿は過去のものになってきているとさえ言われています。食糧自給率を始め、食の根本が問われていると言えます。
 さて、2月8日の第一共同調理場での献立は、ご飯、ちくわの磯辺揚げ、ひじきの煮物、みそ汁、牛乳、ぽんかんでした。おいしくいただき、中学校でもこの給食があったらなあという思いを強くして帰ってきました。

# by jcpsigidan | 2008-02-12 11:01 | 森下 さちこ

後期高齢者医療制度についての懇談・申し入れ  

 
 2月7日、和歌山市社会保障推進協議会のみなさんが後期高齢者医療制度について、和歌山市と懇談されました。
 このブログでもお知らせしてきましたが、この制度は国が今年4月から始めようとしている制度です。75歳以上の方が対象で、月1万5千円以上の年金収入がある場合は2年に1回の見直し(=確実な値上がり)のある保険料が天引きされ、払えない場合は保険証を取り上げられ、医療内容はこれまでより制限されるというとんでもない制度です。
 懇談には共産党議員団からも南畑さちよ議員、渡辺ただひろ議員、後みつる議員が同席させてもらいました。懇談では、「月10万円の年金収入から介護保険料と一緒に値上がり確実な保険料を取られたら生きてゆけない」「この先の人生が暗くなる」「これまでは保険料滞納があっても医療を受けられた75歳以上の方が今度は全く対象から外される。患者さんの顔が浮かんでくる」「後期高齢者の定義は何か」「保険料のことなど相談窓口はどこか」など、相次いで意見が出されました。
 懇談後、協議会のみなさんは議員各会派を報室され、継続審議となっている後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める意見書について申し入れを行いました。

# by jcpsigidan | 2008-02-11 10:12 | 議員団

梅一輪、一輪ほどの温かさ  

 大くさ主馬です。
 2月4日の立春は関東地方を中心に雪が降り、交通網が混乱しました。スキーヤーも遭難で山も大荒れでした。
 一週間前から我が家の梅の花が咲き始めました。
「梅一輪、一輪ほどの温かさ」春を待ちわびる心情が伝わってきます。私は学生時代、校庭でよく雪合戦をした思い出があります。最近は和歌山市内に雪が積もる事はほとんどありません。
 地球温暖化は確実にしかも急速にすすんでいます。映画「アース」を観ましたが多くの動物に大きな影響を与え2030年には北極熊が全滅するといわれています。
 しかし今からならまだ間に合う、温暖化防止のため力を合わせましょう。その為にも二酸化炭素排出源の大元に政治の力で規制する様求めていきましょう。
自然の移り変わりに目をやり厳しい自然と仲良くつき合い、自然をめでた先人に学び政治をまともなものに変えたいと頑張っています。

# by jcpsigidan | 2008-02-10 17:45 | 大くさ 主馬

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