2008年3月7日 13時7分更新
佐賀市の県立病院好生館では来月から産婦人科の医師が3人から2人に減ることから出産後の子どもに手術が必要な場合に限って出産を取り扱うこととし、通常の出産などは取り扱わないことになりました。
佐賀県によりますと県立病院好生館の産婦人科では現在、3人いる医師のうち1人が今月いっぱいで退職することから来月から2人体制になるということです。
このため、好生館では出産については生まれてくる子どもに病気などがあり、出産後、手術が必要になることが事前に明らかな場合に限って取り扱うこととしました。好生館では昨年度、平成18年度は102件の出産を扱いましたが、このうち62件が通常の出産で残りの40件が帝王切開などが必要だった出産でした。
来月以降は、平成18年度の例で言えば、帝王切開などが必要だった40件のうち、出産後、小児外科による手術が必要になる場合に限り取り扱うことになり、それ以外の場合は、ほかの病院を紹介するということです。
これについて県健康福祉本部の佐藤敏行本部長は6日開かれた県議会で「県民の皆様にご心配をおかけし申し訳ない。
県立病院としての役割を果たすため産婦人科の医師の確保に努めたい」との考えを示しました。