【名護】名護市立久辺中学校(金城聰校長)の3年2組(26人)が1年間給食を残さない「残食ゼロプロジェクト」を達成した。5日、中学生活最後の給食を食べ終えた生徒たちは「大変だったけれど、やり遂げた」と達成感で満たされた。
残食ゼロプロジェクトは2007年4月、クラスで取り組める目標を決めようと話し合って始めた。生徒は苦手な食材が入った給食でも食べ、アレルギーを持つ生徒は別の生徒が代わりに食べるなど、クラス一致団結で達成に向け取り組んだ。
担任の玉城千景教諭は「食事に対して感謝の気持ちが芽生えてきた」と生徒の成長を語る。目標達成となった最後の給食は、オードブル。生徒はすべてを平らげ、合計157日間にわたる挑戦の達成を喜んだ。
級長の島袋義樹君は「大変だったけれど、全員で取り組めた」と話し、金城校長は「2組の取り組みをきっかけに、新学期から全学級がそれぞれの目標を決めるよう提案したい。2組には、9日の卒業式を前に特別に校長賞を与えたい」と生徒たちの努力をたたえた。
(3/7 9:35)