兵庫県警は6日、神戸市兵庫区の男性会社員(27)を青少年愛護条例違反容疑で、熊本市内の高校3年の男子生徒(18)を不正アクセス行為禁止法違反容疑でいずれも書類送検し、熊本県内の中学3年の女子生徒(15)を同法違反容疑で家裁送致した。
調べでは、女子生徒は男性会社員と一度も会わないまま、07年4月からネット上で「疑似交際」した。しかし女子生徒が男性会社員と別れて男子生徒と交際を始めたことから、男性会社員は、オンラインゲームのサイト上で、女子生徒のキャラクターに付きまとい行為を始めた。
このため男子生徒は07年11月、女子生徒から教えられた男性会社員のパスワードを不正に使ってゲームサイトにアクセスし、男性会社員のキャラクターを最初の状態に戻すなど嫌がらせをした疑い。
男性会社員が県警に「(ゲームで使う)アイテムをとられた」と相談。男性会社員も女子生徒と交際中に、パソコンのウェブカメラなどを使ってわいせつ行為を指示していたことが分かり立件した。【武内彩】
毎日新聞 2008年3月7日 0時07分 (最終更新時間 3月7日 1時44分)