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解題

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2008-03-05 22:29:58

〈31〉ローマ編:ヴァチカン博物館④ キアラモンティ美術館

テーマ:〈旅行特別編〉イタリア紀行

一個前のブログの最後にアップされた写真は実はキアラモンティ美術館を写したものである。


ピオ・クレメンティーノ美術館と同じく、キアラモンティ美術館も彫刻の展示を中心とするもので、回廊の両側に帝政期の英雄たちが立ち並んでいる。19世紀の頃、ピウス7世の命により、彫刻家のアントニオ・カノーヴァが収集に手がけて、約1,000点もの古代彫刻がここに集められている。


これがナイル川の像。いままで私が見てきた川の神様のどの像よりもスケールが大きくて、実に立派である。私がこの像を見つめながら、芸術作品は人間の信仰心を仰ぎたてるには実に役に立つものだと再び実感した。


ナイル河


この写真がぶれてよく撮れなかったが、古代ローマ帝国初代皇帝をモデルにした「プリマポルタのアウグストゥス」の像である。数多く残されたアウグストゥスの大理石像のなか、1863年に発掘されたこの軍装姿の像は保存状態が最もよいものとされており、ローマ美術の代表作として高い評価を受けている。


足元の子供は女神ウェヌス(ヴィーナス)の子とされるアモル(キューピッド)で、ウェヌスとの血のつながりがここで暗示されているでしょう。その理由はアウグストゥスがガイウス・ユリウス・カエサルの養子であることで、ユリウス一族は自分をウェヌスの子孫だと主張しているものである。


プリマ・ポルタのアウグストゥス

ギリシアの彫刻が収蔵されている部屋。入場禁止だが、開いた入口から中の様子を覗くことができる。左前に円盤を投げる選手の像が見える。
?





2008-03-03 23:09:39

〈30〉ローマ編:ヴァチカン博物館③ ピオ・クレメンティーノ美術館

テーマ:〈旅行特別編〉イタリア紀行

エジプト博物館と隣り合わせたのが八角形の中庭を囲むピオ・クレメンティーノ美術館(Meseo Pio Clementino)。ヴァチカン博物館の中の必見スポットの一つ。


この美術館は教皇クレメンス14世が古代美術品の海外流出を防ぐために1771~1793年に創設され、古代ギリシア、ローマ時代の優れた彫刻が多く飾られている。


八角形の中庭の様子。
中庭の様子


有名なトロイの神官「ラオコーン」の像。紀元1世紀前半の模刻作であったといっても、蛇に巻き込まれたラオコーンと二人の息子が死に際に望む際の絶望的な表情をみごとに表現した。躍動感と緊張感が溢れる優れた造形がミケランジェロを始めとするルネサンス時代の彫刻家に大きな影響を与えた作品の一つ。

ラオコーン

ベルヴェデーレのアポロン。古代芸術の最高峰と言われるこの作品は、アテネのブロンズ像を模して紀元前330年頃に作られたものであるらしい。右手には矢を持っていたと言われている。


アポロンの像

ペルセウスの像。ペルセウスはアルゴス王アクリシオスの娘ダナエが黄金の雨に化したゼウスとの間に生まれた息子で、メデューサの首を切り落とした勇敢な若者である。


(ここで思わず前日のことを 思い出す。自分の頭をメデューサにたとえたこともねぇ。首あたりが妙に涼しげに感じる・・・)
ペルセウスの像


これがチグリス川の神様。川の神様がよく横たわるものであるようですね。

チグリス川

この石棺の名は残念ながらよく分からない(有名なものであるはず・・・)。表面の浮き彫りがとても素敵。
素敵な浮き彫り


彫像のギャラリー。ここの陳列された彫刻に関して、半数近くは音声ガイダンスがあり、解説を聞きながらその精緻な姿を眺めるのが実に楽しいことである。時間的には余裕があればなお更ねぇ・・・

彫像のギャラリー

2008-03-02 21:22:04

記念すべし

テーマ:日記

今日はランニングに行ってきました。


真面目に走ることはもう二年ぶりだったと思います。


運動が苦手+面倒くさがり屋+怠け者=動かない、という図式がすべてを語る。


旅に出ると、人一倍以上に歩きますが、運動のために運動することはめったにしません。


なので、今回も長続きしない可能性が大きい。


でも、今日はとにかく走りたかった。


(フォレスト・ガンプになる気持ちで・・・)


そのために、午後起きてからジャージーを買いに行ってきた。


(汗、ジャージーを持っていないというのが・・・)


途中で歩くことでペースを調整したが、とりあえず家から浅草寺まで一周してきた。


夜の浅草は長閑で静かだった。


五重塔は周囲の灯火に照らされて柔らかな雰囲気を醸し出す。


残念、携帯を持ってきてなくて写真を撮れなかった。


運動嫌いなヤツの初のランニングの日、何よりも記念すべし。

2008-03-01 00:43:01

ラスト、コーション

テーマ:映画

色戒


渋谷のbunkamuraで映画「ラスト、コーション 」を見てきた。


映画館を出て、電車に乗って、そして今家に戻って、ある種の胸が詰まる感覚がまだまだ残っていた。


つまり、結構いい映画。


第64回ヴェネツィア国際映画祭でグランプリ「金獅子賞」と撮影賞「オッゼラ賞」をダブル受賞したらしいが、実際に見てみると、その受賞に納得がいく作品だった。


主演女優の湯唯(タン・ウェイ)は北京中央戯劇学院の監督コースを卒業した人で(これもまた異色)、チャイナドレスにとても似合う美人だ。映画の中で彼女がきれいな北京語、上海語、広東語と英語を自由自在に操っていた。


目つきもなかなかいい。力強さを感じさせる一方、変に気取るところがなく、チャン・ツィイーよりは何倍もうまい。


そして、永遠のトニー・レオン。この人は本当に年を取るにつれて、いい味が出てくる。同世代の香港俳優はほとんどいなくなる中、彼はますますよい雰囲気を醸し出す深みのある男になってきた。貴重な存在だ。


その憂いを漂わせた表情が実に魅力的。深い闇を抱く者の孤独感がよく滲んできた。


なお、この映画の原作は私が最愛の女性作家張愛玲(アイリーン・チャン)が書いたもので、ベテラン監督李安(アン・リー)が彼女の独特の世界をよくとらえられたのではないかと思う。


映像も非常に美しい。古き時代の香港と上海を彷彿させる。


突然、また香港に行きたくなった。

2008-02-29 18:52:09

再びFreeze、今回はロンドンで

テーマ:面白い話が多いその他
昨日のブログに取り上げたImprov Everywhereのイベントが結構反響を呼んだらしい。今度は今月16日にロンドンのTrafalgar広場で100人が同時に動かなくなり、静止のポーズを五分間続けた。

このイベントの意味は一体どこにあるだろう。単純に楽しめるのも悪くないが、「私たちは孤独ではない…」という意味もこめられたのではないか。

The Great Trafalgar Square Freeze
2008-02-29 00:10:17

〈29〉ローマ編:ヴァチカン博物館② エジプト博物館

テーマ:〈旅行特別編〉イタリア紀行

ヴァチカン博物館は27の博物館と美術館からなっていて、展示コースは距離にして7km以上もあるそうです。


方向音痴の私が注意深く周囲を見ながら回ったのですが、それにしても何回も道に迷ってしまった。


ここはエジプト博物館(Meseo Egizio)。


英語版の公式サイトにこの博物館の名が「Gregorian Egyptian Museum」と表記されたように、ここは1839年、ローマ教皇グレゴリウス16世 (1831-1846在位)によって開館されたものである。


エジプト博物館自体は9つの部屋からなっているが、ミイラ、象形文字の刻まれた石碑、パピルスの文書など貴重な遺跡が展示されている。


すべての展示品に番号札がつけられているが、一部の物に関して音声ガイダンスがある。私が借りた音声ガイドだけの問題かどうかはよく分からないが、途中から展示品の番号とガイダンスの番号が一致しなくなってきて、一苦労した。



room Ⅲ Reconstruction Of The Canopus Of Hadrian's Villa (Tivoli)

エジプト美術館収蔵品

roomⅣ Statue of the Nile recumbent, from Rome, 1st-2nd century AD,

エジプト美術館収蔵品
これはroomⅤにある彫刻で、その名が分からなくなった。確かに音声ガイダンスが興味深い話を紹介してくれたはずだが、しかしその内容がどんなものかは今さっぱり思い出せなくなった。「興味深い話」だったことだけを記憶しているのが、なんと皮肉なことだろう。

荷物を控えたいだけにここでカタログを買っていないこと、今深く後悔しています。

エジプト美術館収蔵品

でもトレヴィの泉にコインを入れたし、きっとまた来られる・・・だろうなぁ。

回廊

2008-02-28 12:53:11

Frozen Grand Central―これが面白い

テーマ:面白い話が多いその他
面白いニュースを見た。

1月末頃とある寒い土曜日、世界最大の駅ニューヨークGrand Central Stationで、時計が午後2時半を差した瞬間、207人が突然魔法にかけられたように動かなくなった。歩く途中の人も、しゃがんでいる人も、アイスを食べている人も、電話している人も。

映画ならよく出てきそうな場面ですが、しかし流動人口が50万人を超える日常空間の駅の中だと、これが結構面白いことになる。

通りかかる人々の表情をぜひ見てみ~、思わずにっこり。

これはImprov Everywhereという団体が行ったイベントの一つ。

Improv Everywhereのスローガンは“We Cause Scenes"である。

オフィシャルブログページはこちら

2008-02-26 12:47:10

Gmail Art

テーマ:面白い話が多いその他
googleがロシア語版のGmailに作ったプロモーションビデオが結構面白い。

Gmail Art

2008-02-25 21:40:19

終結編:人有悲歓離合

テーマ:中国出張感想編

この間「中国出張感想編」の番外編 に出張時にお世話になった不思議なN部長のことを書いていた。


そして、先週の金曜日に意外な知らせが飛び込んできた。


N部長が会社を辞めるらしい。しかも3月いっぱいで家族と一緒に北京に引っ越していくという。


あまりにも突然なことで、私がびっくりした。


今日のお昼、N部長と部下の二人の女の子と一緒にランチに行った。


次が決まったかと尋ねたら、「全く」という答えが返ってきて、北京に行くことだけが決まったよと、N部長はにこにこしながら答えた。


冗談のつもりで嘘泣きのふりをしたら、「泣くことは無いよ」という快活な言葉がかかってきて、なぜか、この私、本当に涙が出ちゃった。


ちょっとしたことで泣いちゃう女の子をよく嘲るこの私、人と別れることに平気だった私、めったに涙を流さない私、まさか本当に泣くとは、自分でもびっくりした。私が動転して、狼狽して、懸命に話題を変えた。後ほど横の子から彼女がその時私からもらい泣きする寸前だったとの話を聞いた。


私が何の役を演じたのかよ!もう悔しくてしようがない。でもその時鼻がぐずぐずで、眼もかゆくて、どうしようもなかった。


本当に年のせいか。この私がこんなに涙もろくなって・・・


夕方回ってきた送別用の色紙の上に、N部長同部署の方が書いた「母国に戻れるからきっと嬉しいでしょう」とのコメントを見て、半分笑いたくなるような、半分泣きたくなるような気持ちになった。


N部長は日本人なのになぁ・・・


本当に、色々とお世話になりました。

2008-02-24 14:14:23

〈28〉ローマ編:ヴァチカン博物館① 二時間半待ち

テーマ:〈旅行特別編〉イタリア紀行

じっくり鑑賞するには二、三日がかかる、世界最大級の美術館といわれるヴァチカン博物館(Musei Vaticani)。歴代の教皇が収集した作品を納め、古代から現代まで美術史を概観できる規模を誇る夢の宮殿。


前日は長蛇の列に諦めた私が、この日は朝早々と駆けつたが、開館まであと2時間半もあるのに、城壁の横にすでに行列が出来ている。真冬の寒さも人々の情熱に負ける。


2時間半程度の待ちといったら、東京ディズニーランドの行列に比べるとそんなに大したことではないと思われるかもしれないが、しかし季節も季節だし、実に思ったより以上に厳しいことであった。何より、ローマの冷たい石畳の道路に立ちながら、冬の未明で戸外で待つというのが環境が強いられている。仲間がいたら、交代で近くの喫茶で休憩ができるなぁと弱気じみる思いが脳裏で去来しながら、私が襟を立ててじっと待つことにした。


こんな風に人々は城壁の横に列を作っていた。


長い行列

午後になって周囲ががらんとしてきたが、朝のとき、ここまで行列がずっと続いていた。
ここまでも行列だった


城壁の模様。
城壁の上に

ここがヴァチカン博物館の正面出入り口。


ヴァチカン博物館の城門

城門の様子


ちなみに、団体客は待たなくても先に入場できるそうですが、集団行動が嫌でない場合、そちらのほうがよい選択肢かもしれない。

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