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共謀容疑立証のカギは元女優の証言…「ロス疑惑」捜査の元米検事が指摘

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 米ロサンゼルスで1981年に起きた銃撃事件でサイパンで逮捕された元会社社長、三浦和義容疑者(60)について、捜査を担当していた元ロス郡検察検事のルイス伊藤氏(77)が5日、インタビューに応じ三浦元社長の共謀容疑を立証する上で、妻・一美さん(当時28歳)殴打事件に関与した元女優が「重要な人物」であると指摘した。また、三浦元社長が一事不再理の適用を争った場合は、「判断が出るまで時間がかかるだろう」と話した。

 「ロス疑惑」の捜査を担当していた伊藤氏は、三浦元社長の共謀容疑について、一美さん殴打事件に関与した元女優を“キーマン”として挙げた。

 伊藤氏は元女優を「重要な人物」と位置づけ、「できれば審理や公判に出てもらいたい。重要な人物だ」と話した。ただ郡検察が新たに元女優から事情を聞くかどうかについては「検察の判断で個人的な意見もコメントできない」と言葉を濁した。

 元女優は81年8月、ロスのホテルで三浦元社長の妻だった一美さんをハンマーのような凶器で殴打したとして、85年9月に殺人未遂容疑で逮捕された。その後、事件は三浦元社長に依頼されたものと供述し、懲役2年6月の判決が確定、服役した。現在は東京・六本木のスナックで働いているという。

 また伊藤氏は、判決が確定した事件で再び罪に問われない「一事不再理」の原則について、「(ロスに三浦元社長の)身柄が移送されたら、まず最初に争われる大事な問題点だろう」と指摘。

 カリフォルニア州は04年に州法を改正し、外国で判決が確定した場合を適用外とした。03年に日本で無罪が確定している三浦元社長が改正州法の適用を争った場合、「改正州法は新しい法律で、(適用の)前例はないと思う。判断が出るまでずいぶん時間がかかるだろう」との見方を示した。

 伊藤氏は、87年には服役中だった元女優を日本で聴取し、三浦元社長との共謀についての供述調書を作成。88年5月に発付された元社長の逮捕状作成にもかかわった。94年に郡検察を退職したが、現在もロス市警や検察と連絡を取っており、事件について「非公式だがアドバイスしている」という。ただ、銃撃事件の実行犯として起訴され、東京高裁で無罪が確定した男性については「触れたくない」としている。

 ◆三浦元社長釈放認められず「残念」

 三浦元社長の日本の裁判で弁護を担当した弘中惇一郎弁護士は6日、元社長がサイパンの地裁で釈放申し立てが認められなかったことについて電話で「残念だ」と話したことを明らかにした。

 弘中氏は「(サイパンの地裁で)すべてひっくり返すのは無理な話。日本でも学者とチームを作って米国での共謀罪、一事不再理などについて研究、検討する」と述べ、国内での支援態勢を強化する考えを示した。

 弘中氏によると、5日夜、三浦元社長から電話があった。元社長は落胆した様子で、サイパンでの裁判の経過や今後の準備などについて相談してきたという。



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