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丸八証券、社長が引責辞任 株価高値固定事件

2008年03月05日22時06分

 新規上場で主幹事を務めた会社の株価を高値で固定したとされる証券取引法違反事件で、丸八証券(名古屋市、ジャスダック上場)は5日、島田守社長(60)が31日付で辞任すると発表した。前日に同法違反の罪で法人としての同証券が起訴されたため。後任には同証券の筆頭株主で取締役マネジメント本部長兼総務部長の中村吉孝氏(37)が4月1日付で就任する。

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記者会見に臨む退任する丸八証券の島田守社長(左)と新社長に就任する中村吉孝取締役=5日午後、名古屋市中区の名古屋証券取引所で

 同証券は06年、主幹事を務めた会社の新規上場に際して株価を高値で固定したとして、証券取引等監視委員会が4日、元会長ら幹部3人と、同証券を証券取引法違反(株価操縦)容疑で名古屋地検に刑事告発。同地検特捜部は同日、3人と同証券を同じ罪で起訴した。

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