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日立アプライアンス、タイで大型白物生産−大容量ニーズに対応

2008年03月06日

 日立アプライアンス(東京都港区、石津尚澄社長、03・3502・2111)は、タイで大型家電製品の生産体制を整備する。冷蔵庫は容量400リットル以上、洗濯機は洗濯容量14キログラム以上の製品の生産設備を導入する。投資額は約15億円。同社は国内向けに開発した独自機能を海外向け家電製品に搭載してシェアを伸ばしている。さらに需要が増えている大容量機種をラインアップしてシェア拡大を狙う。

 タイの冷蔵庫と洗濯機の生産拠点、日立コンシューマプロダクツで設備を拡充する。冷蔵庫はこれまで中小型が中心だったが、容量400―500リットルクラスの機種を生産を増強。大型キャビネットの製造設備や断熱材のポリウレタンを発泡する設備を導入する。すでに冷蔵庫生産の50%以上が大型機種になっており、さらに比率を高めていく計画だ。

 洗濯機は台湾や中東向けに業界最大となる洗濯容量16キログラム機種を新たに投入するなど、同14キログラム以上の機種を追加した。このため大型ステンレス槽の製造設備を導入した。台湾や中東での大容量化ニーズを取り込んでいく。

 日立アプライアンスは、国内製品で採用した新技術を海外向け製品でも早期に採用。高価格帯製品の販売を伸ばしている。

 新たに海外市場へ投入した機種では冷蔵庫には真空チルド、洗濯機では制振・静音技術を採用し、大型化と高機能化の要求に応えた。

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