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【福井】

オバマ氏応援集会に300人どっと 開票速報見守る

2008年3月6日

オバマ氏の勝利を願って応援する市民たち=いずれも小浜市の食文化館で

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 発音とつづりが同じ縁から米大統領選で民主党指名候補を争うオバマ上院議員を応援する小浜市。2月から上昇中の“OBAMA熱”は5日、沸点に達した。クリントン上院議員との接戦はこの日も勝負がつかず、ヒートアップはまだまだ続きそうだ。 (白山泉)

 この日、同市食文化館で開かれたオバマ氏を応援する集会には、市民有志でつくる「オバマ候補を勝手に応援する会」をはじめ、県内外から約300人の見物人が詰めかけた。

 会場では、現地時間で4日に繰り広げられた予備選の開票速報を米テレビ局CNNの放送で見た。応援する会の藤原清次事務局長(55)が、バーモント州でのオバマ氏の当選確実を報告すると、「I ● OBAMA」のキャッチフレーズの入ったTシャツを着た会員から歓声と拍手が起きた。

 この後、大阪府のバンドマンによる「オバマ候補を勝手に応援する会を勝手に応援する会」が、急ごしらえの応援歌を熱唱した。

 同市駅前町で着物リサイクルショップを営む山下郁代さん(48)は「冗談から始まったことに一生懸命になっている人を応援したかった」と、オバマ氏の似顔絵入りの帯を締めた着物姿で駆けつけた。同市中井出身の建築家平井純さん(37)=京都市左京区=は「1408年に小浜に象が来て以来、600年ぶりの盛り上がりだ」と顔を紅潮させた。

 集会が終わった後に、ロードアイランド、オハイオ、テキサス各州での敗北が伝えられたが、藤原さんは「もともと不利な地区だったがよく頑張った。代議員数で逆転することはないのでは」と話した。

(注)●はハートマーク

オバマ氏を応援するためにつくられたフラダンスを披露するメンバーたち

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◆“フラガール”華麗に盛り上げ

 オバマ氏はハワイ出身。応援集会には、レイと花柄のスカートを身にまとった市内のフラダンスチームも登場。20代から60代の20人が「オバマガールズ」と称して定番曲「月の夜は」を踊り、チアガール役を演じた。

 同市金屋の会社員中村志津子さん(64)は最高齢の“オバマガール”。2月末から約2週間の練習で本番に挑んだ。「ガールとして踊れて気持ち良かった。当選の暁には、ハワイとフラダンスの交流をしたい」と笑顔。リーダーを務めた同市山手の大江祐子さん(26)は「人前に出るほどの技術はまだないが、いろんな世代、職業の人を集めて街を盛り上げたかった」と言葉に力を込めた。

 

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