ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]

ジャンル
サブジャンル

国内

<住基ネット>最高裁が「合憲」初判断 住民側の敗訴確定

3月6日15時25分配信 毎日新聞


 住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)はプライバシー権を侵害し憲法違反だとして、大阪府守口、吹田市の住民3人が自分の住民票コード削除(ネット離脱)を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(涌井紀夫裁判長)は6日、「住基ネットは合憲」との初判断を示した。その上で、違憲性を認めて両市に削除を命じた2審・大阪高裁判決(06年11月)を破棄し、住民側の請求を棄却した。

 石川、愛知、千葉の3県の住民が地元自治体などを訴えた3件の訴訟も同小法廷で判決があり、住民側の上告を棄却。最高裁に係属していた4件すべてで住民側敗訴が確定した。最高裁が「合憲」のお墨付きを与えたことで、各地の地裁・高裁で続く同種訴訟も同じ流れになりそうだ。

 大阪高裁は「住基ネットは個人情報保護対策の点で無視できない欠陥がある。拒否する人への適用はプライバシー権を著しく侵害する」として、高裁レベルで初めて違憲判断を示し、守口、吹田、箕面の3市に対し住民4人のコード削除を命じた。箕面市は上告せず住民1人の勝訴が確定したが、残り2市が上告していた。【高倉友彰】

最終更新:3月6日15時25分




主なニュースサイトで 住民基本台帳ネットワーク の記事を読む
みんなの感想 この話題についてみんながどう感じたかわかります。

みんなの感想(話題ランキング)

日付を選択:



提供RSS