福島放送局

2008年3月6日 14時22分更新

ドクターヘリ 1か月で11回


東北地方で初めて県立医科大学附属病院に配備された「ドクターヘリ」のスタートから1か月の運用状況がまとまりました。
出動件数は11件で、現地までの平均の飛行時間は17分となっています。

医師が乗り込んで応急処置に当たりながら患者を医療機関に運ぶ「ドクターヘリ」は、東北地方では初めて県立医科大学附属病院の救命救急センターに配備され、ことし1月28日に運用が始まりました。
県立医科大学附属病院によりますと、運用開始から1か月で14件の出動要請があり、天候不良や日没で出動出来なかった3件を除く11件について出動したということです。
また、要請を受けてから出動するまでの平均時間はおよそ4分で、離陸から到着までの時間は最も時間がかかった矢祭町が27分、最も短かった桑折町で6分、平均で17分となっています。
県立医科大学附属病院では、「悪天候で飛行出来ない日もあったことを考えるとまずまずの滑り出しだと考えている。今後も着陸地点を増やすなど、円滑な運用に向けて取り組んでいきたい」と話しています。