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MOO「港の屋台」起爆剤に アイヌ料理が基本、創作の味を 今月「活丸イペ」開店(03/05 13:53)釧路フィッシャーマンズワーフMOOの二階の屋台村「港の屋台」に三月下旬、アイヌ料理をベースにした創作料理店「活丸イペ」が開店する。一九八九年のMOO開業以来、アイヌ料理関連の飲食店の出店は初めて。「港の屋台」にとっても昨年五月以来十カ月ぶりの新規出店で、MOOを経営する釧路河畔開発公社は「MOO全体の魅力アップにもつながる」と期待を寄せる。 新たに「活丸イペ」を出店するのは阿寒湖アイヌコタンで郷土料理店「北国の味 ばんや」を営む松田建治さん(54)。店名の活丸は屋号、イペはアイヌ語で「食べる」という意味がある。 「活丸イペ」では、地元産のエゾシカ肉のルイベやくし焼き、ギョウジャニンニクのしょうゆ漬け、塩味のスープ「オハウ」など、素朴なアイヌ料理からアレンジを加えた創作料理まで幅広く提供する予定だ。 松田さんは「山菜など季節感のある食材を使って、アイヌ料理のおいしさを国内外からの観光客に知ってもらいたい」と意欲をみせている。家族の協力を得て、「ばんや」と「活丸イペ」を行き来し、両店を切り盛りするという。 釧路河畔開発公社によると、「港の屋台」は、MOO内のにぎわいの創出を目指し、二○○四年六月にオープン。出店できる区画は十一区画あるが、当初から全店が営業した期間は少なく、現在も七店舗が営業しているのみだ。 苦境が続く中での新規出店に、同公社の高橋洋二・営業課長代理は「アイヌ料理はまさに地域に根付いた郷土料理。観光客を『港の屋台』に呼び込む起爆剤になるはず」と話している。 「活丸イペ」の営業時間は午前十一時半−午後二時、午後五時半−午後十一時半。(近藤憲治)
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