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十戒を受けたときモーゼはハイだった、イスラエル研究報告

  • 2008年03月06日 08:44 発信地:エルサレム/イスラエル
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モーゼがシナイ山で十戒を授かったことを祝うユダヤ教の宗教行事「シャヴオット(Shavuot)」で、パレスチナ・ナブルス(Nablus)近郊のゲリジム山(Mount Gerizim)で日没の祈りを捧げる子どもたち。(c)AFP/MENAHEM KAHANA

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【3月6日 AFP】旧約聖書に登場するモーゼ(Moses)はシナイ山(Mount Sinai)で神から10の戒律を授かったとされているが、それは麻薬の影響による幻覚経験だった――イスラエルの研究者によるこのような論文が今週、心理学の学術誌「Time and Mind」に発表された。

 ヘブライ大学(Hebrew University)のベニー・シャノン(Benny Shanon)教授(認知心理学)は、旧約聖書に記されている「モーゼが十戒を授かる」という現象に関し、超常現象、伝説のいずれの説も否定。モーゼもイスラエルの民も麻薬で「ハイになっていた」可能性が極めて高いとしている。

 モーゼが「燃える柴」を見たり、聖書によく出てくる「声を見た」という表現も、麻薬の影響を示しているという。

 教授自身も麻薬を使用して同様の感覚を味わったことがあるという。1991年、ブラジルのアマゾンの森林で行われた宗教儀式で、「音楽を見る」ための強力な向精神薬、アヤフアスカを服用。精神と宗教のつながりを視覚的に体験したと言う。

 アヤフアスカには、聖書の中でも言及されているアカシアの樹皮でつくる調合薬と同程度の幻覚作用があるという。(c)AFP

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