米娯楽大手のウォルト・ディズニーは日本でアニメーションの制作に乗り出す。東映アニメーションなどと共同で日本やアジアの視聴者の好みを採り入れた作品を作り、4月以降、放送する。将来は携帯電話向け配信やアジア輸出も視野に入れる。ディズニーが企画の段階から主要作品を米国以外で制作するのは初めて。世界的なブランド力と販売網を持つディズニーの動きは国内コンテンツ(情報の内容)産業の活性化にも役立ちそうだ。
ディズニーはテレビ、映画、テーマパークなどが主力事業で、100カ国以上でアニメ・映画を放送する専用チャンネルを持つ。日本では2003年に「ディズニー・チャンネル」を運営、携帯電話事業も今月始めた。サービスの現地化を進めると同時に「日本を新たなコンテンツ供給源と位置づける」(ディズニー日本法人幹部)。
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