松下電工と松下電器産業は5日、机の下などに置いて足元を暖める電気暖房器具「デスクヒーター」3機種(計4万4818台)について、製品内部のヒーター線が過熱して発煙・発火するおそれがあるとして無料で代替品に交換すると発表した。
対象は松下電工が販売した「DR2456」と、松下電器が販売した「DC−2456P」、「DC−PD1」で、中国の委託先企業が2003年5月〜06年11月に製造した。
これまでに製品の一部が焼けたり、煙が出たりした事故が3件あった。けが人はないという。ヒーター線が断線し、内部で生じた火花で塩化ビニール製の被膜などが燃えたのが原因という。07年以降に製造した現行機種は、ヒーター線の過熱を感知する安全装置があり、交換の対象外。問い合わせは(電)0120・875・665。