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「大阪の誇り忘れない」 日清社長、本社東京移転の思い

2008年03月05日22時14分

 日清食品の安藤宏基社長は5日、7月に本社機能を東京に移す理由について「効率化のためには機能の集中が必要」と説明。「大阪なくして日清はなかった。大阪の誇りは大事にする」と釈明した。

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日清食品の安藤宏基社長

 “創業50周年”を機に大阪市内で開かれた記者会見で述べた。安藤社長は「商品におもしろさを加える大阪の発想は大事にする」「大阪出身者が多い役員会では関西弁が標準語」などと“大阪魂”をアピール。株主総会や入社式は今後も大阪市で開くと強調した。

 昨年1月に亡くなった創業者の安藤百福氏ならばどう受け止めたと思うか、との問いに「最大の成果を上げることに賛成してくれると思う」とする一方、「心情的には寂しい思いはぬぐいきれないと思う」と付け加えた。

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