「どっちがいいかな、(国会に)出て行くパフォーマンスと、出てこないパフォーマンス」。福田康夫首相は5日、空転する参院予算委員会を受け、民主党など野党の対応を皮肉ってみせた。
ことの発端は、首相と全閣僚が予算委で待機し、野党に空転の責任を転嫁する戦術に、民主党幹部が「政治的パフォーマンス」とかみついたこと。首相は「国会で議論するのが我々の仕事。世間で言うパフォーマンスとは違う」と切り返した。
もともとパフォーマンスが嫌いな首相。与野党どちらに理があるかは別にして、進展しない事態にイライラが募っているのは確かなようだ。【与那嶺松一郎】
毎日新聞 2008年3月5日 18時26分 (最終更新時間 3月5日 19時10分)