せっかく作った車両、我ながら巧く出来たので他人に自慢したい。
友人に見せる、模型屋のオヤジに見せる、HP、掲示板にUPする。
しかし、模型屋のオヤジは客に出来が悪いなど言う訳が無く、レベルの低い掲示板のヨイショには不安。
本当の評価を第三者に見て判断してもらい自分のレベルを知りたい、そんな人はコンペに出しましょう。
人には他人に順番を付けられるのを嫌う人がいます、こういう人は絶対コンペに出しません。
匿名写真貼付け掲示板とか匿名2chとか匿名ブログとか、とにかく匿名でないといけない自信のない卑怯者の名無しさん達に多いタイプ。
名無しさんたちは雑誌、NETで仕入れた自分で実証もしていない事を平気で受け売りしているのです。
名無しさんたちの言う事を真に受けてはいけません、必ずと言って良いほど失敗するでしょう。
実績の無い人の言う事を信じてはいけません、なんの実績も無い人の言う事は評論でもなく負け犬の遠吠えですから。
作った物がただ巧く出来たからといってコンペに出しても必ずしも良い評価を得られるというものではありません。
色んなコンペがありますが主催者側にも当然メリットが必要でしょう。
メーカー関連のコンペでテーマ、素材は自由であっても対象メーカーの製品を使うのも常識でありマナー。
TMSの場合はコンペ=ストック記事という目的があります。
TMSとしては目玉記事になるような作品(記事)が欲しいのは当然の事でしょう。
出品する側もそういう事が条件である以上それを満足させる記事(作品)を用意して出品する必要があります。
文章を書くのが苦手、図が書けないでは出品できません。
しかし、なにも小説を書けと言っている訳で無く、どうしてこの作品を作りたかったのか、どこに拘ってどう工夫してどんな方法で解決していったのかなど普段友人に自慢話をしているような事を書けばよいだけ。
かといってブログに書いているようなそのままダラダラでは無く簡潔明瞭、順を追った文が必要です。
コンペに通る為には簡単に言うと編成の中に入る客車一両の床下にいくらすごいパイピングをしたところであまり意味がありません。
一両で見栄えのするもの、編成物であれば先頭、中間車にバラ付きの無い工作が必要。
出来れば前例の無い車種、工作技法、細部再現があれば効果は絶大です。
まずい例としてはマニュアル本などを手本にしてパンタ廻りだけパイピングしたような電車、手すり、吊環程度
を追加し、ウエザリングもしていない機関車ではダメです。
たとえ良く出来たフルスクラッチであっても同じ物が市販されていたりするとパッと見てキット加工に見られてしまう恐れがあります、この辺が車種選定の難しい所です。
コンペ常連が入賞しやすいのではなく沢山の中から目を引く物を作ることが出来る術を知っているからでしょう。
なによりまずは人を唸らす事が出来る作品でなければいけません。
コンペで良い結果を得る為にはなにより完成度が高いことそして前例の無い車種、前例の無い工作技法、前例の無い細部再現、そして控えめで効果的なウエザリングがされている事、タイムリー(実車が話題になるなど)であればより効果的。
そしてそのまま製作記事に使えるようなデーターシートが準備出来ている事が絶対必要。
こういう事を書くと顔なしの名無しさんたちはお前はどうだたんだと言うに決まっている。
別にコンペ出品用に作っていた訳ではなく出来たものを模型屋にたのまれて出していただけでした。
何か貰えれば儲け物という不謹慎な出品でした。
昔はNの出品も少なくHOとNの区別がなく同じでした、今のようにNだけだったらコンペ用に勝ちを狙って作ったかもしれませんが。
今のTMSコンペでは2名の特選常連と次の入選グループにははっきり差があります、鈴木氏はSLのパイピング、藤井氏は阪和線車両の自作、思うに他の人よりこのお二人は物を見る目、センスが少し秀でていてほとんど妥協をしていない、納得出来るまで作り直しているからではないでしようか。
ただコンペは出品してみて初めて実感出来る事が沢山あるでしょう。
出品しそれが雑誌に記事になり掲載されるとなにより周りが変わるでしょう。
自分も趣味の話しで相手に模型の説明をしなければいけない時があったので掲載記事を見せた事がありました。
日本人は活字に弱い部分がありますので面倒な説明をしなくて済みました、経験者だけが分かる事ですが。
面倒なので仕事関係の人に趣味は?と聞かれるとほとんどプラモデル作りと答えていました、昔は鉄道模型に理解がなかったですから。
雑誌に記事が載る方法、その2
コンペに出品する他に色々方法がある。
雑誌に投稿記事の多い(コネ)模型店店主、雑誌編集部員の良く立ち寄る模型店の常連になる。
ただ常連になるだけではうっとうしいだけなので作品など持参し意見を求めて技術をアピールする。
Nテク(不)完全マニュアルなどネコはこの例。
これはあくまで関東の事、地方まではよほどの事が無い限りネコ、とれいん、以外は出張して情報収集しません。
もう一つは地元のイベント、運転会に作品持参で参加し続ける。
関西合運、関東合運、JAMなどの大きな運転会には必ず雑誌取材があります。
ただ雑誌編集部員に近づいてブツブツ独り言や話しに割り込むような事をしてはいけません、アブナイ奴と思われるだけ。
最後の手段としてそういう機会の無い地方の人は雑誌社に電話してこんな物を作ったと説明する手があります。
なんにせよまず第3者を唸らす事が出来る作品が作れているというのが絶対条件です。
いくら自分で自信があっても第3者が高い評価をしてくれなければ問題外です。
少し技術、完成度が低くてもまだ誰もやっていない技法、画期的な製作法、ギミック、車種などがある事。
少し技術、完成度が低くい、取り立てて言うほどの作り方をしていない、さんざん発表され尽くした車種はダメ。
ようは雑誌編集部員の目に止まるような作品が出来ていなければいけないのです。
雑誌編集部員に素通りされるのはそれだけの物だったという事です。
運転会は既製品の運動会ではない、キット組み立てであれなにがしかの加工、工作をした物を持って行き他の人とコミニュケーションをする場という事でしょう、独りよがりで自慢しまくったり、関係ないアニメの話しをしていたり、公開運転会などで自分たちだけで分かる内輪ネタではしゃいでいたりしては呆れられるだけです。
まともな工作人としてコミニュケーションが出来ていれば雑誌編集部員が見落としていてもベテラン工作人が取り持ってくれま