最新KCTニュース

[2008年3月4日(火)の KCT TVニュースから]

春の火災予防運動 訓練街頭キャンペーン各地で

春の火災予防運動に伴う各地の動きをお伝えします。総社市消防署は、老人福祉施設の火災を想定した訓練を行いました。
訓練は、総社市小寺の軽費老人ホーム「ケアハウスほほえみ」の2階厨房から火災が発生したとの想定で始まりました。施設職員は、出火を発見すると直ちに非常ベルを鳴らし、初期消火訓練を試みる一方、入居者を部屋の外へ避難させました。一方、通報を受けて駆けつけた消防職員は、本番さながらに2階にいるケガ人をバスケット担架に乗せ、クレーンで地上に降ろしたり、建物の4階で助けを求めている入居者をはしご車を使って救助しました。軽費老人ホーム「ケアハウスほほえみ」では現在、60歳以上の高齢者30人が入居していて、参加者たちは、万が一の火災が起こらないよう日頃の防火管理も再確認し合っていました。なお、総社市消防署管内では、今年に入って11件の火災があり去年の2倍のペースで多発していることからより一層の防火を呼びかけています。
玉野市では、山火事を予防するためタバコのポイ捨て防止を呼びかける街頭活動が行われました。街頭での呼びかけには玉野市消防本部をはじめ玉野地区防火協会のメンバーなどおよそ40人が参加し山火事予防について書いたチラシやティッシュペーパーをドライバーに手渡しました。玉野市は面積のおよそ6割が山林で、花崗岩質の山肌が多く水分を含まないことから山火事が発生しやすい傾向にあります。さらに、一旦火が出ると海からの風にあおられて大規模な火災に発展したケースも度々あります。玉野市消防本部管内では去年1年間で43件発生した火災のうち6件が山林火災です。山火事の原因として最も多いのがタバコのポイ捨てで、およそ36%を占めており、次いで放火、焚き火となっています。玉野市消防本部は春の火災予防運動期間中の重点目標に山火事予防を掲げているほか、3月・4月の2ヶ月間を山火事予防特別強化月間に指定し市内全域に広報車を走らせるなどして山火事予防を呼びかけていくことにしています。

深山公園 高校生が造園実習(玉野市)

玉野市の深山公園で県立興陽高校の生徒が造園の校外実習を行いました。
実習に参加したのは造園デザイン科の2年生39人です。深山公園内の子ども向け遊具が設置してあるわんぱく広場を中心に、3つの班に分かれて作業を行いました。老朽化した設備を新しくするための作業が中心で、壊れた木製の柵を木に似せて作ったプラスチック製の杭と取り替えたり、剪定した枝などを細かく砕いたチップを敷きつめたりしました。地元玉野市内の造園業者6社から7人も参加し、「1人でできる作業は1人で」などプロからのアドバイスもありました。四つ目垣と呼ばれる竹を使った垣根を作る実習では針金や紐を使って竹を固定しましたが、うまく結べず、苦労する姿も見られました。今日作業した生徒たちは今年の夏にもまた深山公園で別の造園実習を行うことになっています。

恵まれない国の子にランドセルを(倉敷市)

アフガニスタンなどの子供たちにランドセルを送るキャンペーンを支援しているクラレは現地で取材を続ける写真家を倉敷事業所に招き、地元の子ども達とディスカッションを行いました。
ディスカッションには倉敷市内の小学生など30人が参加しました。アフガニスタンの状況を伝えたのは写真家の内堀たけしさん52歳です。アメリカで同時多発テロがあった2001年から現地に渡り、人々の暮らしを写真に収めたり、国内で集められたランドセルを代表の1人として渡す活動を続けています。さらに内堀さんは戦争による貧しさから学校にも通えず、毎日パンを焼いて働く少年の話や戦車や地雷が至る所にあったことを語ります。このディスカッションは自社製品でランドセルを扱っているクラレが4年前から支援しているキャンペーンの一環として開いたもので、この日も終了後に中学生が担当者にランドセルを差し出す姿も見られました。

ひな祭り茶会(総社市)

3日は桃の節句、雛祭りでしたけれども総社市新本では園児と地域のお年寄りを招いて雛祭り茶会が行われました。
このお茶会は新本地区婦人会「たんぽぽの会」が主催する「ふれあいサロン」の行事として開かれました。この日は新本幼稚園の園児17人と地域のお年寄り15人がたんぽぽの会の会長を務める守長君子さん宅を訪れました。ひなまつり茶会は園児の可愛らしいお点前が人気で、毎年楽しみにしているお年寄りも多くいます。園児らは守長さんから雛人形の謂れを聞いたあと雛祭りの歌を歌ってお年寄りにプレゼントしました。クラスごとに分かれてお茶菓子とお茶碗を運んだり、可愛らしい手つきでお茶をたてたりしました。新本地区婦人会のふれあいサロンでは5月にイチゴ狩り、7月には七夕祭りも開催する予定です。

(最終更新 03/04-19:46)


戻る