平松・大阪市長、橋下知事に「府民税渡さない」2008年03月04日22時53分 大阪市民の府民税を返してもらいたい――。大阪市の平松邦夫市長が4日、市議会の答弁で大阪府の橋下徹知事に「ノー」を突きつける一幕があった。橋下知事が府単独医療費助成の削減可能性を示していることを牽制(けんせい)したもので、異例の強い口調に議場からどよめきがわいた。 平松市長は答弁で「府が責任を全うしないのであれば、市民が納めている府民税を府から移譲させ、府市の役割分担を改める必要がある」と語った。「府が医療費助成を削減したら」との金子光良議員(公明)の質問に答えた。市は新年度、府から約60億円の医療費助成を受けることを見込んで予算案を編成した。 06年度の個人府民税1876億円のうち、大阪市民は3分の1にあたる665億円を納めている。平松市長は、府の代行で徴税している府民税をカードに橋下知事を揺さぶったものだが、地方税法上、府税を府に渡すことを拒むことはできないという。 PR情報この記事の関連情報政治
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