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赤潮・青潮が倍増/昨年の海洋汚染状況
- 暮らし・話題
- 2008/03/04
第三管区海上保安本部(三管本部、横浜市中区)は四日までに、昨年一年間に管内(関東・静岡両地区沿岸から伊豆諸島・小笠原群島の周辺海域)で発生が確認された海洋汚染の状況をまとめた。汚染を確認した総件数は前年に比べやや減少したものの、海の汚染の度合いの一つの指標ともなる赤潮・青潮の発生がほぼ倍増した。
昨年一年間に発生した海洋汚染の確認件数は九十件で、前年に比べ十三件減少した。過去十年間では、二〇〇五年の五十七件に次いで二番目に少なかった。九十件のうち七十一件が東京湾内での発生。
主な原因別では、油による汚染が最も多く六十八件(前年比十八件減)、廃棄物による汚染は四件(同一件増)、有害液体物質による汚染が二件(同一件増)だった。
家庭や工場から有機物などが海に流れ込むことなどで発生する赤潮や青潮による汚染は十一件で前年に比べ五件増加。千葉県域で多く発生した。
三管本部環境防災課は「汚染原因の多くは不注意で、今後も海洋環境保全に向けた講習会や啓発活動に取り組んでいきたい」と話している。
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