小城市は3日、小城市民病院の医師不足などに対応するため、新年度事業で、経営改善を図るアドバイザーを導入すると発表した。民間コンサルタントに委託、職員配置や診療体制の見直しも行って経営効率化を図る。事業費は1200万円。
市によると、同病院は4月から常勤医が1減の7人体制となる。常勤産婦人科医も1人しかおらず、医師確保は喫緊の課題。江里口秀次市長は「大学に依頼するだけでは限界があり、民間からの医師確保もお願いする」と話している。
また、病院機能の向上のために、分娩(ぶんべん)台や保育器を更新するなど医療機器整備に1億1100万円を投入する。併せて発表された同市の08年度一般会計当初予算案は前年度比2・9%減の155億3000万円。【上田泰嗣】
毎日新聞 2008年3月4日