タイ産ちりめんじゃこを淡路島産と偽って販売したとして、大阪府警生活環境課は4日までに、水産卸売り大手「大水」(大阪市福島区)と、取引先の水産仲卸会社「竹村商店」(同)を不正競争防止法違反(原産地偽装)容疑で家宅捜索した。
調べによると、大水でちりめんじゃこの販売を担当する男性社員(42)は竹村商店社長(60)と共謀し、今年1月、輸入業者を通じて仕入れたタイ産品5キロ入りケース十数箱分を淡路島産として、京都府や神奈川県内の業者に販売した疑い。
竹村商店は大水から購入したタイ産のちりめんじゃこを「淡路島産」と書かれた段ボールに詰め替えて偽装。大水がいったん買い戻し、タイ産品より1.5倍高い価格で業者に販売していた。(14:01)