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【ギョーザ農薬混入】

日本米、中国で足止め ギョーザ事件が影響か

2008年3月4日

 【北京=共同】日中政府間で合意した日本産のコメの対中輸出第2便のうち、1月下旬に天津、上海両港に到着した計50トンの通関手続きが遅れ、港の保税倉庫に留め置かれていることが3日、日本側輸出関係者の話で分かった。

 中国製ギョーザ中毒事件の影響で現地の検疫当局が足止めしているとの見方もあり、日本側は中国政府への申し入れも含め早期通関を働き掛けていく方針だ。

 日本側関係者によると、日本産のコメの通関ではこれまで通常3週間程度かかっている。今回は、2月6日からの1週間の春節(旧正月)休暇を挟んで到着から既に1カ月以上が経過したが、通関の見通しが立っていないという。

 中国側の輸入担当企業、中糧集団を通じて地元検疫当局に問い合わせしても明確な説明がないため、日本側からは「原因究明をめぐり日中間で対立しているギョーザ中毒事件を受け、政治的圧力がかかっているのではないか」(輸出関係者)との指摘が出ている。

 

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