11日に米スペースシャトルに搭乗する土井隆雄宇宙飛行士(53)が4日、米航空宇宙局(NASA)のジョンソン宇宙センター(テキサス州)で記者会見を開いた。土井さんは日本の宇宙実験施設「きぼう」の保管室をロボットアームで国際宇宙ステーションに取り付ける作業を担当。「興奮している。訓練への集中度も高まっている」と出発直前の心境を語った。
土井さんは日本初の有人宇宙施設。米国と日本を結んだテレビ会議の会見で、土井さんは「保管室のハッチを開ける瞬間が最も楽しみ」と話し、「宇宙に日本が自由に使える家ができる。大きな成果が得られると思う」と期待を示した。
今回の宇宙飛行は約16日間の予定。自由時間には国際宇宙ステーションから星や地球を眺めて過ごすという。うどんやそば、焼き鳥などの宇宙食を持って行く計画も明らかにした。
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