プロドライブ、クウェートからの投資で躍進を目指す
British rallying company hopes Kuwaiti investment will jump start its fortunes
モータースポーツおよびエンジニアリングビジネスを行っているプロドライブ（本社：オックスフォードシャー州）の提出した文書によると、高級車メーカー、アストンマーチン社を所有する "Kuwaiti Investment Dar Company (IDC)" がプロドライブの株式を一部買収する予定であるという。
IDC社は、元ラリー・ドライバー、デイヴィッド・リチャーズの設立したプロドライブの株式を40％まで買収するオプションを持っていると見られている。
昨年3月、リチャーズはIDCによる4億7,900万ポンド（982億1,802万円*）でのアストンマーチン買収の陣頭指揮を執った。非公開投資会社 "Apax" が1999年に3,500万ポンド（71億8,154万円*）で買収したプロドライブの株式の56％を売却したことを受け、IDCがプロドライブに加わった。プロドライブは悲惨な2007年を経験し、"Apax" は投資の見返りが十分ではないと判断して昨年12月に株式をリチャーズに売却したのである。
プロドライブは今年F1に参戦する予定だったが、シャシーとエンジンのサプライヤーを見つけることができなかった。
同社は、フォードやマツダなどの自動車メーカーの限定車を製造しているが、その伝統はラリーにある。同社はスバルチームを運営しており、1995年以来6度のワールドタイトルを獲得した。しかし現状は厳しい。
F1チームは、800人の雇用をもたらすウォリックシャー州の新しいプラントを本拠地にする予定だったが、計画承認問題に直面している。プロドライブは現在1,000人近いスタッフを雇用しており、2,700万ポンド（55億4,004万円*）という人件費は最大の経費のひとつである。対照的に、会計報告によると2006年は中止されたF1計画にはわずか13万ポンド（2,668万円*）しか使っていない。しかし、2005年税引き後280万ポンド（5億7,452万円*）の利益が出ていたものの、損失は750万ポンド（15億3,890万円*）であった。
これは主に、自動車とエンジンの売上げの低下、ホンダF1チーム（2005年末までプロドライブが運営）の実入りのよい受託管理が終了したことが原因である。これによって、売上は700万ポンド（14億3,630万円*）減少して1億400万ポンド（213億3,944万円*）となり、株主資本は800万ポンド（16億4,149万円*）に半減した。
クウェートのIDC社は銀行取引、融資、不動産、投資の専門企業であり、アストンマーチンは同社が獲得した最初の自動車メーカーである。プロドライブはアストンマーチンの少数の株式を保有しており、リチャーズは非常勤会長であった。プロドライブは2004年以来アストンマーチンのスポーツカーチームを運営しており、ル・マン24時間耐久レースのスポーツカー・カテゴリーで何度か優勝した。
-Source: The Independent
-Mobile: Amazonﾓﾊﾞｲﾙ
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*日本時間2008年03月04日11:29 の為替レート：Yahoo!ファイナンス 外国為替情報
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同社は、フォードやマツダなどの自動車メーカーの限定車を製造しているが、その伝統はラリーにある。同社はスバルチームを運営しており、1995年以来6度のワールドタイトルを獲得した。しかし現状は厳しい。
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クウェートのIDC社は銀行取引、融資、不動産、投資の専門企業であり、アストンマーチンは同社が獲得した最初の自動車メーカーである。プロドライブはアストンマーチンの少数の株式を保有しており、リチャーズは非常勤会長であった。プロドライブは2004年以来アストンマーチンのスポーツカーチームを運営しており、ル・マン24時間耐久レースのスポーツカー・カテゴリーで何度か優勝した。
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