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職業能力評価基準とは


職業能力評価基準について 職業能力評価基準とは 職業能力評価基準の構成・見方は? 職務概要書

職業能力評価基準について


 昨今の雇用システムの構造的な変化により、企業の人事システムも個人の能力や仕事の成果に基づくものへと変わってきています。このため、個人は自らの職業能力を、企業は従業員に求める職業能力を“互いに分かりやすい形”で示せるような、共通言語としての「職業能力評価基準」の整備を、厚生労働省中央職業能力開発協会では進めています

職業能力評価基準とは?


 仕事をこなすために必要な「知識」と「技能・技術」に加えて、成果につながる典型的な「職務行動例」を、担当者から組織・部門の責任者までの4つのレベルに区分して、業種別、職種・職務別に、整理・体系化したものです。

職業能力評価基準の特徴は?

@ 業界ニーズを踏まえた内容
評価基準のとりまとめに当たっては、複数企業に対するヒアリング調査(職務分析)を行っていますので、業界が求める人材ニーズ等の業界ニーズを踏まえた内容です。
A 成果につながる行動に着目
仕事を効果的、効率的に遂行するために求められる「知識」「技能・技術」に加え、「成果に繋がる行動」を具体的に記述した実践的な内容になっています。
B ユニットによる柔軟な構成
仕事に求められる職業能力を、一定の単位(能力ユニット)で細分化することにより、各企業の職務構成や労働者一人一人の多様な職務内容に応じて、必要な職業能力を選択・組合せすることができる自由度の高い構成となっています。
C ニーズに応じた様々な活用
職業能力を評価する基準であると同時に、従業員に対する能力開発やキャリア形成支援の指針として、また、求人(求職)時の能力の明確化等、様々なニーズに応じた活用が可能です。具体的な活用方法や企業等における活用事例はこちらをご覧下さい。

職業能力評価基準の構成・見方は?


概要

 職業能力評価基準は、仕事の内容を「職種」→「職務」→「能力ユニット」→「能力細目」といった単位で細分化させることで、企業規模や職務分担等に関わらず、必要な能力の組合せが可能となるよう構成されています。
 また、「能力細目」ごとに、評価の見極めとなる典型的な職務行動例を記述・整理しています。これが「職務遂行のための基準」です。そして、「能力ユニット」ごとに、職務を遂行するために「必要な知識」を整理しています。

★能力ユニットには「共通能力ユニット」と「選択能力ユニット」の2種類があります。
☆共通能力ユニットとは…
職業能力評価基準では、ひとつの職種にいくつかの職務が設定されている場合がありますが、「企業倫理」や「業務の効率化」など、職務に関わらず共通して求められる能力のことを指します。
☆選択能力ユニットとは…
設定された職務の専門的な能力のことを指します。


 職業能力評価基準では、企業において期待される責任・役割の範囲と難易度により、新入社員・担当者相当(レベル1)から部長相当(レベル4)までの4つの能力段階を設定しています。
 また、キャリア形成の指針となるよう、当該業界で一般的と思われるキャリア形成の例についても設定しています。

レベル区分の目安(事務系職種の場合)

レベル レベル区分の目安
レベル4
大規模組織の責任者もしくは最高度の専門職・熟練者として、広範かつ統合的な判断及び意思決定を行い、企業利益を先導・創造する業務を遂行するために必要な能力水準。
レベル3
中小規模組織の責任者もしくは高度専門職・熟練者として、上位方針を踏まえて管理運営、計画作成、業務遂行、問題解決等を行い、企業利益を創出する業務を遂行するために必要な能力水準。
レベル2
グループやチームの中心メンバーとして、創意工夫を凝らして自主的な判断、改善、提案を行いながら業務を遂行するために必要な能力水準。
レベル1
担当者として、上司の指示・助言を踏まえて定例的業務を確実に遂行するために必要な能力水準。

事務系職種のキャリア形成の一例

画像:事務系職種のキャリア形成の一例

技能系職種(電気機械器具製造業)のキャリア形成の一例

画像:技能系職種のキャリア形成の一例

構成

 職業能力評価基準は、「全体構成(様式1)」「能力ユニット一覧(様式2)」「職業能力評価基準(様式3)」の3つの様式で構成されています。

全体構成(様式1)

 全体構成(様式1)とは、職業能力評価基準として作成した「職種」「職務」の一覧を示したものです。
 4つのレベル区分と想定されるキャリアルートを踏まえて整理されています。

能力ユニット一覧(様式2)

 能力ユニット一覧(様式2)とは、職務の内容を課業単位で細分化した能力ユニットの一覧を示したものです。
 前述の共通能力ユニットと選択能力ユニットの組み合わせにより、個別企業の職務構成や労働者一人ひとりの職務内容の違いを表現することができます。

職業能力評価基準(様式3)

 職業能力評価基準(様式3)とは、能力ユニットごとに、それぞれのレベルに応じた職務行動例を記述・整理したものです。
 能力ユニットは、P-D-S(Plan-Do-See)といった仕事の基本サイクルを基本に細分化し(=「能力細目」と呼ぶ)、その能力細目ごとに「職務遂行のための基準」を記述しています。


職務概要書


 職業能力評価基準では、「職務」(概ね1人の労働者が、責任をもって遂行すべき精神的、肉体的活動を要する仕事の集まり)単位で、必要な職業能力を整理しています。
 その「職務」について、その概要、仕事内容、求められる経験・能力、関連する資格等についてとりまとめているのが、「職務概要書」です。職業能力評価基準とともに参考にしてください。
(「職務概要書」例:事務系職種:「人事」職務)
「職務概要書」例:事務系職種:「人事」職務

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