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2008-01-30 「岡田斗司夫の遺言2」レポート提出_その弐

[]「岡田斗司夫の遺言2」レポート提出_その弐 22:17 このエントリーを含むブックマーク

ロフトプラスワンでのイベントのメモをベタ書きしました」の続きです。


トップをねらえ!(その1) 第一話のオープニング映像を見ながら


・トップを見ていない人は? なにほぼゼロか!

・トップは樋口真嗣のセンスが全編に渡って凄い。新聞記事の細かい所まで!

「しびれるぜ、鋼の巨人」(オープニングの新聞記事より) ##補足絵1

・当時の同人誌でも指摘されたけど、主題歌中の日本列島が所々違っている。

→未来の日本なんですが、原子力発電所のあるところが沈没している(かけている)

「ほら、NHKで出来ない話でしょ?」 ##補足絵2

・窪岡と貞本が上手すぎてギャグがちゃんと見れなくなる。(主題歌中を見ながら)

ロボットを動かしてくれと言ったらこんなに動かす/尻を見せてくれと言ったら必ず見せる! ##補足絵3

・当時のアニメ業界は真面目な人が多い。褒めてくれる人が少なかった。


トップをねらえ!(その2) 第一話のAパートBパート映像を見ながら


ロボットの縄跳びを書くのは難しい。これを作打ちで原画マンに説明しなくてはいけない。(なぜ必要なのか?)

・面白い以外の説明をする必要がある。 村濱 章司:「向こうで揉めてますよ」

ロボットで「ネエ〜」を書くことで当初の目的を達成したと! ##補足絵4

絵コンテの脇には「ノリコはバカ」とハッキリ書いてある。

・このあたりで当時ニュータイプの編集長は嫌な顔をした。

庵野監督「ロボットの色の違いは中学のジャージの違いです」 ##補足絵5

・音楽の田中公平さんに庵野監督がヴァンゲリスのテープを持ってきて「これとそっくりに作ってくれ」と依頼した。

庵野監督のヒドさ、今だに田中さんは怒っている(笑) ※ここでヴァンゲリスっぽい箇所を上映

・このアニメの特徴として、実際のメーカ(ペプシポテチなど)の商品を積極的に書く。  ##補足絵6

「権利の問題ってなに?」「責任とるから」クレームはなかったらしい。


トップをねらえ!(その3)さらに第一話のAパートBパート映像を見ながら


岡田さん「コーチは結局タカヤノリコが選ばれた理由を最後まで言ってないよね。」

庵野監督「あれはえこひいきですね。」

岡田さん「あってんじゃん!!!」

※ここら辺の会話は四話時点でのもの 


・「お姉様が鉄下駄を!」→日高さんが6回リテイクをだした。笑って笑って。シリアスには言えない。

・絵描きはアニメの画面の構図を考えて書く。 ##補足絵7

・トップは「アニメを作るのが楽しい」王立で培った技術をトップで解放した。

→王立とトップで一つなんですよ。

庵野監督はこの頃から自分で音響をやり始める。

・なぜライダー飛びがあるのか、なぜタロウのひねりがあるのかわからんです。  ##補足絵9


トップをねらえ!(その4) 立ち上げ頃のお話


・もともと、BANDAIの渡辺さんの同期であるウノサワさんがOVAの話を持ってきた。

・1本1500万でやれない?4本で6000万。

→それを時間数で割ってみると20分ちょっとで上記値段となる。

で6000万ならばもしかしたら6本にもなるかも。もしかしたら6本で9000万になるかも。

・4本6000万と6本9000万のどちらでもできるようなものを考えてくれ。

SFアニメがやりたい。王立だと社会派すぎる。

・岡田さんは原作設定/脚本/プロデュースを担当。

山賀代表「この作品はガイナックスの暗黒面になるはずだよ。」

山賀代表「岡田さんのゴーストになるので一生言わないでください。」

→売れてきたらやつは表で言いやがんの(笑)

・1話と2話は岡田が書いた。で細かいSFの設定を山賀に説明する。

・泣きのプロットは山賀が担当しそこに樋口の悪ふざけがはいって、

庵野監督がニヤニヤしながら「このままやっちゃいましょう」と言う。

※注 ここらへんで「僕(岡田さん)のみの見方しか説明できないよ」って発言が印象に残りました。


トップをねらえ!(その5) さらに作成時のお話


・全26話のプロットがあった。どうせのびるだろう。

・宇宙での防衛戦線、地球の状況などあったが、ノリコの話のみに集中する。

岡山がいい話/樋口悪ふざけ/庵野監督は情調を入れることによっていい台詞が入る。

庵野監督は台詞命の男の子なので切れない

アニメはその場が作る。日本車の開発状況と同じ。そして監督は現場の雰囲気を作る。

→その時のノリで作ったもの、その場が終わるともう作れない。場から憑きがはなれると作品が落ちていく。

・だから、樋口を中心で明るい場を作ることが目的であった。

・これを庵野監督にのっけよう。彼が切ると言っているのであればしかたがない。

・自分がただ一つやったことは、これは7800円の商品で、イデオンのようなネガティブな戦争ものを出したくない。せつないものは出したくない。

→そこで大事なのが宇宙怪獣の設定になります。

カート・ヴォネガット・ジュニアの作品(「猫のゆりかご」が元ネタになったそうです。)には肝心な所でつまんないことが起きて台無しになる。これをやりたい!

・ギャグのなかにシリアスを入れるとヴォネガットっぽくなる。


トップをねらえ!(その6) 遺言めいた話


・ここからは遺言だけど、近年だんだん僕のクレジッドは小さくなっているし、ビデオももらっていなかった。(最近は店長がくれるけど)

・しかし、ガイナとは悪い関係ではない。

・別の人(※注仕事関係の知人かな?)から、「この作品には岡田さんの影が大きい、マニア以外は岡田さん抜きでは説明できない。」と言われた。

・「案外、影がでかかったんだなあ。」という感想があった。

・公式資料からないことになってきている。これは言ったほうがいいのかなあ→言ってもなあ→そこで揉めるのは→揉めても金にならないよなあ→「あ、パチンコトップをねらえ!があるかもしれないじゃないか!!!」

・歴史の書き換えは嫌だなあ、っということです。



ここから以下は補足画像 ※見難いでしょうか?

##補足絵1##

f:id:eg_2:20080130223419p:image:w200,h150

オープニング 24秒あたり  「しびれるぜ、鋼の巨人!!」

※1分13秒あたりも注目。かっこいいぜ!アンノさん。


##補足絵2##

f:id:eg_2:20080130224457p:image:w200,h150

主題歌 1分32秒あたり。  「原子力発電所のあるところが沈没」


##補足絵3##

f:id:eg_2:20080130225513p:image:w200,h150

f:id:eg_2:20080130224915p:image:w200,h150

主題歌 2分35〜秒あたり 「リクエストのママ、動くロボットや尻」


##補足絵4##

f:id:eg_2:20080130225915p:image:w200,h150

5分7秒あたり  「あら、そうかしら?ネエ〜?」


##補足絵5##

f:id:eg_2:20080130230726p:image:w200,h150

7分56秒あたり 庵野監督「ロボットの色の違いは中学のジャージの違いです」


##補足絵6##

f:id:eg_2:20080130231127p:image:w200,h150

「権利の問題ってなに?」で、ロッカーに”貞本”!

これの3倍ぐらいキャプリましたが、こんな発見がいまだにありましたよ。


##補足絵7##

f:id:eg_2:20080130232923p:image:w200,h150

13分13秒あたり 

絵描きはアニメの画面の構図を考えて書く。左上が余らないようにありえない長さの

ホウキを書く。こんなに長いと振れないね。的発言がありました。


##補足絵8##

f:id:eg_2:20080130233247p:image:w200,h150

15分33秒あたり「確かにお前には才能がない!」→とんでもないことを言うが回り込みながら(書くの面倒)やると違和感ない。


##補足絵9##

f:id:eg_2:20080130233823p:image:w200,h150

21分20秒からの捻りを加えたライダーキック


※注 ここら辺で終わります。1話丸々いろんな箇所で解説が入りました。心に残った部分のみ抜粋します。

鉄下駄姉様はupしません。あれは動画でないと!



余談:

分かりやすいと思ったので画をupしましたが、怒られたら速攻で消します。

で、これから5話以降を見ないと。誤字はその後w!

残りはまた後日。次は第三章の三日前ぐらいに来れば全部終わっているかも(笑)




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トップをねらえ! Vol.1

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猫のゆりかご

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