2007-12-28 「岡田斗司夫の遺言」レポート提出 _3
■[岡田斗司夫] 「岡田斗司夫の遺言」レポート提出 _3 さらに先日の続きになります。

○王立編(その1) パイロットフィルムなどの上映
・いろんな人のエゴや生き様をつぎ込もうとした。
・今の映画/アニメにはまらない話を(→シナリオが決まらない!)
・俺たちは映画を作りたい→できるものはアニメのみ→しかし(一般的には)子供向けのcmを含んだもの
→それは人に軽視されている。(この現状をアニメにつぎ込みたい)
○王立編(その2)
・元々の主人公は兄と弟の兄弟(双子)
・弟は兄を大学に行かせるために軍人ー傭兵となる。(兄よりも成績がいいのにもかかわらず)
・しかし、兄はできが悪いので宇宙軍へと道をすすめる。
・弟は傭兵生活にて次第に乾いた人間に/兄は宇宙軍にて腐った生活をする
→大阪に家族や友人を置いていって俺たちの作るアニメはこんなものかという感情。
・本来の王立と被るが、襲いくる軍隊(弟も含む)、ロケットに乗り別の世界に行きたいと願う兄。
・ロケットより電信「世界は一つ」等の説明的な台詞、弟は休憩中にそのラジオを聞いている。
※けっこういいお話になりそうです。 ここもう少し詳しく書ければ。
○王立編(その3)
・前田は乗り気であったが、山賀は乗り切れていなかった。(ナウシカ的なものを入れなければ!)
・宮さんの言葉として「日常のコマにものもの凄いプライベートなものを入れる」
※ここで85年4月時のパイロットフィルムを上映 以下、フィルムを見ながら
・最初の幼年期の絵は山賀のプライベートの写真をそのまま起こしたもの。
・今のアニメータは演技の描写が決まりすぎている。
・gainaxとBANDAIの間に挟まった映画が終わると病気(いわゆるアレです)になって一年間実家に戻った。
○王立編(その4) プロデューサ/会社の社長として
・絶対に妥協しない/周りの調整役となる。
・プロデューサとは作品全体の推進エンジンとなるものである。
・フィルムを切る切らないは俺の仕事ではない。
※上の人間を敵視したことは後悔しているとの発言も。
●山賀監督が唯一怒った話
岡田「王立ってあれだけの作品にしかならなかったのかな?」
山賀「そうでもしなければ、回らないじゃないですか。」
岡田「でも、ここに来てもらった貞本に申し訳ないじゃないか。(宮さんとテレコムの関係上)」
山賀「俺がそれを平気だと思っているのですか!」
※岡田さんでも怒ったのはその一度きりしか見ていないそうです。ここの話は現場で聞いてて泣きそうになりました。
・「リイクニの翼」と付かないとBANDAIが引き上げるかもしれない。
・しかし、それを許すとタイトルにバイアスがかかってしまう。その対立を作品に落とし込めない。
・貞本の絵をアニメにすると何かしらの限界が生じる。(フィルムでは表現できない)
・ここで各方面が作成した、王立のcmを上映
岡田/山賀の自画自賛版、樋口版、トーホーが作ったなんとかナウシカっぽく見せようとしている版など
→こうやればナウシカに見せることができるのか!!
・トーホー版cmのラスト「あなたは愛の奇跡を信じますか?」→貞本「信じられねえよ!」
・トーホー版cmを見ながら庵野氏は”泣いて笑って喧嘩して〜♫ よ、ニクいよ、このトーホートーワ!”
・トーホーから「虫をだせないか、3カットのみで」庵野氏「(嬉しそうにしな顔をしながら)山賀がokならば!」などなど。一番の爆笑時間。
○エンディングなど
「この映画は僕たち自身」 などの言葉が印象に残りました。
事前に用意していた内容の1/4程度しかできなかたみたいです(笑)
次回としては「王立宇宙軍の後半戦」、「トップをねらえ!」「ふしぎの海のナディア」「トップをねらえ2!で鶴巻監督に没られた裏設定」
などになるのでしょうか? おさまるのか?
補足:
先々週ぐらいにアップしたと思ったら、確定押してなかったです(汗)。
イベント終了時に岡田さんに自分が購入したエンシュアリキッドをお見せできる幸運がありました(笑)。
以下勝手に宣伝します。 岡田さんすみません。
コミックマーケット73 三日目 12月31日
東京ビックサイト(10:00〜16:00)
新刊予定「daicon3〜ナディアまで、岡田作品の解説」
「手ぬぐい本2」
この本を買えはこのエントリは無用だと思います。
後々通販もあるのかな?
新宿ロフトプラスワン 1月22日(水)
岡田斗司夫の『遺言』第二章
【出演】岡田斗司夫
Open18:30/Start19:30
¥2000(飲食別)
前売はローソンチケットにて1/8〜発売
(Lコード:31949)
後半戦ですね。 激楽しみです。
パイロットフィルム これですよね?
プロデューサ/監督の自画自賛版(ナレーションが自作みたいです)
武田 康廣 「のーてんき通信 エヴァンゲリオンを創った男たち」も参考になります。表紙が一見の価値あり
発行年月:2002年04月
ISBN:4847014073
JAN:9784847014079
多忙につきコミケ断念だそうです。 お体に気をつけて下さい。
http://putikuri.way-nifty.com/blog/2007/12/post_a106.html