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2008-02-24 「岡田斗司夫の遺言3」レポート提出_メモP11〜P18まで

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6.休憩後  9:00以降再び登場



○休憩明けの本題前に(その1)  ダウンタウン以降

※注 休憩あけ直前かな? ロフト斉藤さんより次回「遺言4」の日程告知が発表される。場内爆笑。

・遺言6は辞めたいよね。

・トップ2の話は辞めたいよね。会場「え〜〜〜〜〜〜〜!」

→だって佐藤店長にファミレスで見せた”渾身の設定マニュアル”を見せたいだけなんだよ。


・以下、自分のノートを見ながらなにが書いてあるか紹介&トーク

・「明石家さんま論」:芸人の評価を気にしないのは明石家さんま”以前”の芸人。

ダウンタウン以降は芸人間の評価を気にする。お笑いマニア+芸人間の評価を気にする。

・さま〜ず、雨上がり、くりーむ、ここらへんの特徴として一般層に判りやすく説明するような芸をする。

オタクアニメの評価に似ているよね。

アニメファン/絵描間の業界批評がわかるのがいいアニメファンとする感じ。



○休憩明けの本題前に(その2)  その人ごとの作品となっている。

マクロス以降のアニメアニメファンに/アニメがわかっている人/さtらに上のアニメを作っている

人向けて(ここら辺で階層ができる)作っている。

・これは少女マンガの歴史に似ている。歴史の中でのちびまる子ちゃんが登場してから/後のセーラームーンまで。

・なにかが教養として立ち上がっていくのは面白い

・教養としてのアニメ論が立ち上がった後に来た若い人にとっては全てが並列に並んでいるように見えるだろう。それを全部勉強しろって言われてもね。

・ここら辺の話をブログ等に書く人はつらいだろうな。きついだろうな。

・言ったことをそのまま文章にするとえげつなくなる。本当はねらっているが。

・前後の流れを書かないとわからないでしょ。

→結果、ブログのその人ごとの作品となっていて、それが楽しい。



※注 岡田さんが、”A,B,C〜”と喋っていてこっちがメモっている間に”G,H,I〜”と進んでいって慌てていると

”W,X,Y〜”とガンガン行ってしまいエラいことになってしまいます。んなもんで、基本的に「喋っている内容の前半のさらに簡略版」

しかアレできないのならベタ打ちしたれや!ってことになっているのです、ここは。

あと、基本的に全部に(笑)やwとか入れるべきなんでしょうね。



○休憩明けの本題前に(その3)  人間は本である。人間はマンガである。人間はアニメである。

※自分のノートに何が書いてあるかの紹介

・「食事論」(レコダイとは別の)「唐沢俊一論」(創での対談ですね)「ギャオの話」

・「見た目至上主義社会」のことを新聞に載った話。見出しにでかでかと掲載されていろいろあった。その反論がある。ブログ等でいろいろ言われたり。

・「見た目至上主義社会」よりもっと分かりやすい話はないのかなあ。

・で、普段考えていたこととして


昔:「人間は本である」

→その本に何が書いてあるかが重要。中身が基本。装丁なんか関係ない。しかし、今は違っていて。

今:「人間はマンガである」

→絵の魅力としてとらえる。人間は絵である。マンガってものは絵で好きになるって人が大半。

自分は(ハンターハンターの用に)絵がダメでも全然いいが、マンガを手に取ってもらえるまでに

なるにはやっぱり絵の「魅力」が必要である。

・これで納得できるんじゃないかな。

・マンガとして目立つならお話内容だけでなく、最低限絵もちゃんとしていなければ一般層にも読んでもらえないよ。

・見た目/中身の両面でなく、見た目/???の2分主義になる。

※注 ここも???判別できないです。でも書いてみました。

さらに発展させると:「人間はアニメなんだ」

→絵の魅力、声の魅力、タイミングのこと。

・人間って実写/ありのままが見えないから俺たちの認識がある。

・すくなくとも人間は本ではない。中身思考ではないはず。



6.88年以降の赤井さん



○赤井さん発動!(その1) ゲーム業界は行ける

・88年/89年 電脳学園のパソゲーを出すと一気に楽になる。

・この時代に赤井さんが重い腰を上げてくれてPCゲームが立ち上がる。

・そもそもゲームをやるきっかけは自分がMAC plusを購入したから。HyperCardでゲームが作れるじゃん。

・ゲーム業界はいけるんじゃないのか。

・赤井さんのオーストラリア征服論

→「豪州最強の生物はフクロウオオカミである。猛禽類ばかりの豪州では〜」

※注 軽く調べたらフクロウオオカミは絶滅寸前だそうです。

ガイナックスジブリサンライズ等があるアニメ業界でなく、オーストラリアにつれていけば最強の生物となる。

ガイナックスの絵の技術はちょっとしたものである。アニメ会社だから当然なんだけど。



○赤井さん発動!(その2) はっちゃけあやよさん

・”はっちゃけあやよさん”を見れば絵を描く人間はいけると思うだろう。

・”はっちゃけあやよさん”のゲーム絵の不味さ。それを購入するゲームファンの気の毒さ。

→「そこに入るといける!」との赤井さんの考えがある。

・その時に持っている技術を総動員すればいい。周囲の人に「大人げない」と言われる。

・ゲームファンがゲームが求めているものは、”TVとの違うもの凄くくっきりしたパソコンの画面で”、

アニメの(Hな)絵を見たい”、”しかし罪悪感のないように”である。

→そこが岡田と赤井が目指した地平である!!


※注 世代が違いますんで全然わかりません。pc98ですか?

「はっちゃけあやよさん」「はっちゃけあやよさん2/いけないホリデイ」「はっちゃけあやよさん3/私、逝っちゃんたんです。」

「はっちゃけあやよさん4/セクシーオリンピック」「はっちゃけあやよさん5/ピカピカの小惑星」「ぶっちゃけトモコさん」

軽く検索しただけでこんなにタイトルが。これは頭が悪くなりそうですね。ニコニコにも動画ありますんで参考にして下さい。



○赤井さん発動!(その3) 右手仕事と左手仕事

pcゲームとの打ち合わせで話すと岡田/赤井ともあやよさんを買っている(笑)

・当時のアニメのコミック化で、角川のコンプティークと癒着すれすれの関係を築いていた。

→いい記事を書かせる。→最終的にはライターを派遣させて自分達に美味しい記事を書かせるまでに。

・ゲーム業界からこれで悪いものが淘汰される!

アニメにないなんか新しいものが出せる。


ガイナックスは当時の仕事の区切りとして右手仕事/左手仕事ってのがあった。

右手仕事:王立/トップなど。

左手仕事:ビートショット!! /哭きの竜など。

→さらに言うとアップルシードは思い出したくないもの(笑)。

・こんなこと言うとまたwikiとかに書かれるな。ガイナの右手仕事はこれ/左手仕事はこれって。



○赤井さん発動!(その4) 逆カウンセリング

アニメはいいものを作ってくれると買ってくれるが、そのレベルが上がりすぎた。

pcゲームは100やったそのままの評価になる。

・ゲームの制作によって社内のパワーバランスが崩れだす。

・大人っぽいのをやりたいという憧れが”サイレントメビウス

・赤井さんは参謀である。自分の意見はない/少ない。

・赤井さん「岡田さんが赤井を上げたいならこうでしょう。」

カウンセリング技術を逆に返される。自分がカウンセリングされる。

庵野/山賀がやらないのなら自分がやるしかないという考えなのでは。

・ゲームを作るにあたって脱衣ゲームのレベルを意味なくレベルを上げられるか。

→極論すると脱衣ゲームの本質を変えないでゲームを作ることがゲームである。




7.89年以降のお話 



○話せるクーデターと話せないクーデター   

※注 レジュメを見ながら

・この時代に娘が誕生、M君事件の発生、ガイナックス第一次クーデター発生とかがあった。

クーデター自体は何回あったことか。ゼネプロ時代から数えると通算3回目。もっと細かいのもあった。

・ゼネプロ時代のクーデター話は今でも出来ない。当時の関係上まだプロテクトがとれていない。

・前回のトップのプロテクトがとれた(話した)のは、山賀が脚本の話をしているから。

・ゼネプロやdaiconクーデターはいろんな立場があるから、未だにプロテクトがあります。

・この第一次クーデターナディアクーデターは話せるんだよな。

クーデターは起こされた方に問題があるんだけど。


○ビートショット!!(その1) 第一話上映しながら

・ビートショットを上映しながらの説明。「自分も借りてきました。ツタヤで借りて下さい。」 

・(最初の女性のカット時に)、ほら!池沢さとしの絵に似ているでしょ!

→これを見せたかったみたいです。

・正面からしか書けないんですよ。(正面のカット時に)「ああ、似ている!」

・シナリオでやってはいけない説明台詞とかやっている!

・(キザなライバルキャラ?と新聞雑誌記者の会話シーンで)「いいですね。昔はこんなんでよかったんですよ。

・(二人の女性が向かい合って手を合わせている。その間をゴルフショットで抜けるシーンで)

パンチラとかのサービスシーンはBANDAIとの契約で必ず入れることになっていたんですよ。」

会場「(爆笑)」→「いや、ほんとうに!!」

・(女性の横顔のシーンで)「ここ、池沢先生に怒られた横顔の描写。」



※注 等々、一話を早送りしながらざっくりとした説明&ツッコミでした。

ざっと検索したところyoutube/ニコニコにありませんでしたね。ゴルフアニメみたいです。

→”サーキットの狼がそのままゴルフジャンルに変更になった”ってことですかな?



○ビートショット!!(その2) なぜこんなアニメを制作したのか? = レンタルビデオ店の普及について

BANDAI鵜之沢さんは上手い話でないとのってくれない。

BANDAIに上手い話=ガイナックスに旨味を吸い上げることができるのか?

→そこがプロデューサーの力であるが。

・89年当時はレンタルビテオ店の普及があった。各店舗の仕入れは店長とバイトが行っている。posシステムもない時代に。

・大体、問屋からの買い取り契約になっている。店長がメインでやっている。

・昔気質な映画ファンが店長をやっているケースがある。だから棚の隅にはマイナーな映画が沢山ある。

・当時のビテオ屋のレジ近くに置いてある雑誌(店員が暇つぶし用に読む)を観察すると、プレイボーイ/映画雑誌が多い。

アニメの分野はバイトとかの若い人間が担当する場合が多い。その日の気分で選ぶ。

→問屋の仕入一覧表に”プレイボーイのビートショット!!”の文字がある!!!!

・知らないタイトルが並んでいるところに”プレイボーイのビートショット!!”、注文が。


BANDAI鵜之沢さん「よくいいところに気付いたね。これからのアニメはこれだ。」



○ビートショット!!(その3) クシャナナウシカ

・左手仕事はレンタルビデオ屋のバイト兄ちゃんが対象である。

・映像が見てくれないかもしれないがビジネスになる。

・「日銭が欲しかったんだよ。」

・山賀/庵野の冷たい視線が。「ガイナックスはこんなんでいいのかな。」っと飲み屋でグチる。

→「ちょとまて。その飲んでいる金はなんだ。どこから出ているんだ。」「クリエイターはいいよな。でもそれでいいんだよ。」

ナウシカで説明するとクシャナナウシカが進化(成長)したものなんだ。

クシャナは自分の生きている世界、国民や兵隊にのみ責任を持っている。それに対してのみ責任を持っているしそこまでしかカバーできない。

ナウシカは全ての生物を救おうとする。本来ならば風の谷の民を守るべきなのではないのか。虫等を救おうとする。その非人間性。


・「やっぱり、クリエイターは自分と一緒に苦労しちゃダメなんだ。」

・一緒になると同じになる。自分は金を持ってくるのが仕事である。



○ビートショット!!(その4) 不思議なマジックバス

・”ビートショット!!”の制作はマジックバスが担当した。

・当時マジックバスはアニメーターの数が多くて仕事をする必要があった。

BANDAI:1700万→ガイナックス→マジックバス:1200万

・間で500万抜くことができる。こーゆー仕事を1回2回詰め込めば。

・赤井さん「魔法のバス、マジックバス。企画書と1200万をあげれば試写場までいくよ。」

みんだなおさんも会社のホワイトボードにマンガを書く。


※注 オタクアミーゴスの単行本にも同様のマンガ/ネタがあったはずなんですが、実物本が現在紛失してまして確認できません。別の本だったかな?


・脚本は山賀さんに頼んだが嫌がった。ビートショットのマンガをバラバラにしてホチキスに止めて「はい!」と渡す。これで25万円(笑)。

岡田さん「すまん、25万円で三ヶ月食ってくれ。」

山賀さん「はい。」



○ビートショット!!(その5) アニメ会社ではないのか?

・1200万、企画書、マンガの切り取りで納期に間に合う。すげえぞ、マジックバス!

・俺にできることはクシャナ。1700万を1200万。900万にしないだけでましですよ。

庵野監督には「金カネ言うのはお前が働かないからじゃないのか(笑)」

・数を作りすぎて引き上げるタイミングは失敗したかな。

・当時のアニメファンにも「アニメ会社ではないのか?」との疑問が。

・王立終了後のガイナックスの空気として、解散して下さいとは誰一人言ってこない。

→嬉しい。たよりにされるのは。


8.ケジメ



○宮崎君事件の話

・宮崎君事件はこたえたね。

アニメが作れないのはこれが理由になっている。

・彼とは本質的に違っているのはわかってるのが少し違う。

・明確な線が引けない。普通の人から見ればみんな一緒だし。

・そーゆーアニメを作れない。

・宮崎君事件を初めて知った時に思ったことは「バレた」。自分自身とはまったく違うんですが。

・一面で負の部分を持ってしまう。

・1000人のうち5%はモンスターを抱えてしまうことになるのはこの分野/業界の構造的問題である。

・めっちゃくちゃ悩んだ!

・ショックだったのはこの事件でアニメを作れなくなった人は他にもいなかったことだ。

・(再度、筒井康隆作品に影響を受けた高校生の事件の話をして)アニメを作る人は文学者でも作品を作る人でもない。多くの人が関わる共同作業/仕事なんだ。

・エンターティメントとしての倫理感をもっていなければいけない。

・全ての人が作家になってはいけない。その時代にほんの数人いればいいんだよな。



※注 すいません。上記に書きましたが、このメモって当日の言っていました部分の3%以下なんです。

ここの部分は特に「どう書いたらいいかわからん」状況になって殆ど聴いてました(0.001%ぐらい)。

その時代の空気も事件も知っていませんから限界があるのかもしれません。バカな自分がいろいろ考えるきっかけになればいいかなと。

「マジメな話―岡田斗司夫 世紀末・対談 」(大槻ケンヂとの対談回)や「絶望に効くクスリ VOL.9 ”王子の選択”」(山田 玲司 著作)等を確認して下さい。


余談:

一日1ページが日課になったらこんなに遅くなってごめんなさい。

10ページ区切りって話でしたが、これ以降が貞本/前田話なんでここらへんでまた後日に。

次で終わらせますが、長いや〜。自分自身以外の誰が読むんでしょう? 需要0!!

マジメな話―岡田斗司夫 世紀末・対談

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絶望に効くクスリ 9―ONE ON ONE (9) (ヤングサンデーコミックススペシャル)

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  • 作者: 山田玲司
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/02/05
  • メディア: コミック